韓国映画「王の男」

韓国映画の歴代動員記録を塗り替えた映画。

【出演者】
カム・ウソン:芸人チャンセン
イ・ジュンギ:芸人コンギル
チョン・ジニョン:燕山(ヨンサン)王
カン・ソンヨン:ノクス(元妓生(キセン)、王の夫人)
チャン・ハンソン:王の臣下チョソン

*イ・ジュンギは、宮崎あおいと共に、日韓合作映画「初雪の恋~ヴァージン・スノー」に出演していました。

*どこかで見覚えがあるなと思っていたら、カン・ソンヨンは、KBSドラマ『彼女は最高』で、リュ・シウォンと一緒に出演した女優でした。

【あらすじ(ネタばれ)
ある芸人一座で、綱渡りの芸を披露するチャンセンとコンギル。
芸を披露した後に、美形のコンギルの身体を売って儲ける座長。
そのことに反感を持って、コンギルをその場から助け出し、座長に殴られるチャンセン。座長が芸ができないようにしてやると、チャンセンの足を折ろうとする時、コンギルが座長の背中に、鎌を突き立てるのであった。逃げる二人。

漢陽に行って、妓生(キセン)のノスクに溺れた王を風刺する劇をするチャンセンとコンギル。たちまち、民衆の喝采を浴びるようになるのである。ところが、劇の最中に、王の兵が・・・。
連行され、叩かれるチャンセンとコンギル達。
このまま、死ぬのでは、惜しいから、王を笑わさせてくれと頼むチャンセンに、王が笑わなかったら、お前らの首を切ると許可を与える王の臣下チョソン。

王の宴会で、劇を披露するチャンセンとコンギル達だが、緊張のあまりうまくいかず、笑みも浮かばない王。コンギルの咄嗟の演技で王が笑うのであった。宮殿の中にこいつらの住まいを作れと命じる王であった。
だが、奴隷の身分の者を宮殿に入れるなんてと反対する臣下達。

王の臣下を風刺する劇をやれとチャンセンに命じる王の臣下チョソン。やる条件として、全国から力のある芸人を集める許可をもらうチャンセン。芸人募集のビラを書いて、町にはるのであった。

金の亀等を用いて、臣下が賄賂をもらう劇をするチャンセン、途中から、劇に王が参加してくる。驚くチャンセン。王の臣下役のチャンセンに、賄賂を送る者の役をする王。
次に、本当の臣下の元に行って、3人の臣下に賄賂をもらったかと迫るのであった。一人の臣下が白状する。辞めさせ指を切れと命じる王。

王の部屋に呼ばれ、王の前で人形劇、影絵劇をするコンギル。
王の席にコンギルを座らせ、影絵劇をやってみせる王。

王の母親が毒殺される劇をチャンセンにやらせる王の臣下チョソン。劇を見て、その場で、母に毒を盛った者達を切り殺すのであった。

コンギルに密着する王に嫉妬したノクスは、コンギルを殺す計略を企てるのであった。芸人募集のビラの字に似せて、王を批判する文章を作らせ、コンギルに王の前で字を書かせ、筆跡が同じだというのであった。それを聞いていたチャンセンは、自分が書いたとコンギルをかばうのである。首を切れと命じる王。

両目を焼かれ、牢獄に入れられるチャンセン。
めくらの役を一度やりたかったのだが、本当に・・・と言うチャンセン。

王の宴会に呼ばれ、目が見えない状態で綱渡りをするチャンセン。反対側から、コンギルが綱に登る。生まれ変わったら、何になりたいかと聞くコンギルに、生まれ変わったら、また、芸人になると答えるチャンセン。お前は?と聞くチャンセンに、言うこともない芸人だと答えるコンギル。
芸人としてまた会おうと言うチャンセン・・・。

・・・完・・・