「獄中花・オクニョ・オンニョ」2話

「獄中花・オクニョ・オンニョ」2話

チンセヨン/子役 チョンダビン(オンニョ役)、コス(ユンテウォン役:ユンウォニョンの庶子)、キムミスク(文定王后役:中宗王の王妃)、チョンジュノ(ユンウォニョン役:文定王后の弟)、パクチュミ(チョンナンジョン役:ユンウォニョンの妾)、ユンジュヒ(イソジョン役:妓女)、キムスヨン(ユンシネ役:チョンナンジョンの娘)、チョングァンリョル(パクテス役:チョンガンジョ・趙光祖の弟子)、チェテジュン(ソンジホン役:パクテスの孫)、チョンウンピョ(チチョンドゥク役:チョノクソ・典獄署の官吏・オンニョの養父)、チュジンモ(イジハム役:学者、オンニョの師匠)、チェミンチョル(チョンデシク役:典獄署署長)

典獄署で。
運勢を見ることができる者がいますとオンニョをユンウォニョン大監に紹介するイジハム。
俺の運勢を見てみろと言うユンウォニョン大監に、王になる運命を持っていますと答えるオンニョ。
ユンウォニョン大監に気に入られ、典獄署で暮らすことが許されるオンニョであった。

典獄署、イジハム師匠の牢屋の前で。
どうだったと聞くイジハム師匠に、刑殺(刑罰により死ぬ)の相が出ていました。本人は勿論、妻、子供に至るまで悲運で一杯でしたと答えるオンニョ。ユンウォニョンにそう言ったのかと聞くイジハム師匠に、いいえ、子孫代々、繫栄すると伝えましたと話すオンニョ。
よくやったと笑うイジハム師匠であった。

ユンウォニョン大監宅、チョンナンジョンの部屋で。
ユンウォニョン大監様が利口な子だと賞賛していたわ。大監様の運勢を当てたと言っていたの。私の相も見てと言うチョンナンジョン。
私が大監様の運勢を占ったときに、金と水の機運が強かったのに、木と火の機運が弱かったのです。木と火が弱い方がどうして高い地位に就いたか疑問だったのですが、今日、貴方様に会って私の疑問が解けました。大監様は貴方様に会われて不足していた機運を補い、運を掴んだのですと答えるオンニョ。私を喜ばす術を心得ているのねと喜ぶチョンナンジョンであった。

道端で。
ユンウォニョン大監の家を出たところで、拉致されるオンニョ。

ユンウォニョン大監宅で。
オンニョが帰って来ないと、ユンウォニョン大監宅を訪ねるチチョンドゥク官吏。
そこへ、手紙が付けられた弓矢が・・・。
娘は預かった。明日、午時(11時~13時)までに典獄署に収監されている盗賊を解放しなければ、娘を殺す・・・と。
ユンウォニョン大監の娘は無事で・・・。
盗賊が拉致したのは、オンニョみたいですと言うチチョンドゥク官吏。

監禁場所、テドクサン盗賊のアジトで。
今、私がユンウォニョン大監の娘ではないと言ったら殺される。私があの娘になれば生きられると決意するオンニョ。
起こそうとする盗賊に、お前は誰だ。私はユンウォニョン大監の娘だ。今すぐ解放しなければ、皆殺しだ。父がお前達を許さないと言い放つオンニョであった。

軍器寺城壁の上で。
(拉致された娘が自分の娘ではないということを知った上で)テドクサン盗賊よ、よく聞け。盗賊とは妥協しない。テドクサン盗賊の首領の処刑を今行うと民衆の前で、言い放つユンウォニョン大監。処刑が実施され・・・。

テドクサン盗賊のアジトで。
お前の父が首領を殺したから、恨みを晴らす上でも、お前を殺さないといけない。首領と同じ方法で、お前の首をはねると言い放つ盗賊。ちょっと、待ってください。ユンウォニョン大監は私の父ではありません。私は典獄署の茶母です。典獄署捕らえられている盗賊から手紙を預かって届けたのも私です。チョンナンジョン様の運勢を占った対価として、服を頂いて帰ろうとした所で拉致されたのです。ユンウォニョン大監の娘の振りをすれば生き残れると思って嘘をついたんです。信じてくださいというオンニョだが・・・。首を斬れ・・・と言い放つ盗賊。
首を斬られる危機一髪の所へ、火矢が・・・。盗賊は一掃され、助かるオンニョであった。

典獄署で。
ナイフを手に入れて欲しいと頼むユンテウォンに、ナイフは駄目。問題になれば私にもどうにもできないと言うオンニョ。

養父チチョンドゥク官吏が典獄署の公金を使用した穴埋めに、典獄署の罪人の頭目に300両を借り、見返りに典獄署からの脱獄をさせるように頭目から迫られ、悩んでいることを知り・・・イジハム師匠に相談するオンニョ。
兵法に借刀殺人(人の力を利用して、人を排除する方法)というのがある。俺もお前もあいつを排除する刀は持っていない。他の奴の刀を借りないといけない。誰の刀を借りるかはお前が決めろ・・・と話すイジハム師匠。
誰の刀を借りようかしら・・・と悩むオンニョ。

3番監獄に入れてくれと言うユンテウォンに、悪い奴が一杯いるところよ。他の罪人はそこに行きたくないとお金まで使うのを知らないの。それでも、そこに行きたい理由は何なの。聞いてあげたら、何でも願い事をかなえてくれるのと聞くオンニョ。

3番監獄で。
仕掛けてきたカンマンボ頭目の配下を全て返り討ちにするユンテウォン。
これからここがお前の席だ・・・と、カンマンボ頭目のすぐ横の席を与えられるユンテウォン。

ユンウォニョン大監宅にたまに呼ばれて、典獄署の話をしてくれと言われています。署長に知られないように・・・と。典獄署にどんな罪人が入っているのか、どんなことが起こっているのかと言うオンニョに、それでどんな話をしたのかと聞くチョンデシク典獄署署長。何も言っていません。先に署長に話さなければと思ったのでと言うオンニョに、ところでどんな話をしようと思っていたのかと聞くチョンデシク典獄署署長。罪人の中に、他の罪人をひどい目にあわす罪人がいると・・・と話すオンニョ。

3番監獄で。
カンマンボ頭目を痛めつけるチョンデシク典獄署署長。
チョンデシクの弱点を掴め。言いつけた奴をつきとめろと配下に命じるカンマンボ頭目。
寝ているカンマンボ頭目を暗殺するユンテウォン。

刑期が終わり、典獄署を出ていくユンテウォン。

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