「獄中花・オクニョ・オンニョ」15話

「獄中花・オクニョ・オンニョ」15話

チンセヨン/子役 チョンダビン(オンニョ役)、コス(ユンテウォン役:ユンウォニョンの庶子)、キムミスク(文定王后役:中宗王の王妃)、チョンジュノ(ユンウォニョン役:文定王后の弟)、パクチュミ(チョンナンジョン役:ユンウォニョンの妾)、ユンジュヒ(イソジョン役:妓女)、キムスヨン(ユンシネ役:チョンナンジョンの娘)、チョングァンリョル(パクテス役:チョンガンジョ・趙光祖の弟子)、チェテジュン(ソンジホン役:捕盗庁庁官、パクテスの孫)、チョンウンピョ(チチョンドゥク役:チョノクソ・典獄署の官吏・オンニョの養父)、チュジンモ(イジハム役:学者、オンニョの師匠)、チェミンチョル(チョンデシク役:典獄署署長)、イムホ(カンソノ役:捕盗庁武将兼チェタミン(諜報員))、イヒド(コンジェミョン役:商団大行首)、カンミノ(キチュンス内禁衛役:文定王后直属護衛)、シュリ(チョンドン役:スリ)、ソ・ハジュン(明宗役・お忍名:刑曹捜査官イギジュン)

捕盗庁で。
チョンドゥンからパクテスの孫を見つけた・・・と。
パクテスの孫を育てたのは、松島で一番金持ちです。ソンファンオクという人物です。息子の名前がソンジホン、捕盗庁の捜査官です。もうすぐ、ユンウォニョンとチョンナンジョンの娘婿になる男がパクテスの孫ですとチョンドゥンから情報を受け、話があります・・・と捕盗庁のソンジホン捜査官に会うオンニョ。

無礼な話かもしれませんが、確かめないといけない話なので・・・本当の父親が誰だか知っていますかと聞くオンニョに、俺の親を養父だというのか。今すぐ帰れ・・・と言い放つソンジホン捜査官。
興奮しないで聞いてください。貴方様の本当の父親をよく知っていますと話すオンニョだが・・・。

帰り道で。
師匠(パクテス)、師匠の孫がユンウォニョン大監の娘婿になるそうです。それだけは防がないといけないのに、どうすればいいのかわかりませんと心の中で・・・思うオンニョであった。

ユンテウォン行首の部屋で。
詐欺を成功させる原則は相手の欲を利用することだ。チョンナンジョンの欲の内で一番の欲は何か、それをしらないとけないという詐欺師チョンウチ。チョンナンジョンは金に執着しているという話がありますと話すユンテウォン。
金塊で詐欺をすれば、チョンナンジョンを騙せる可能性が高くなるということねと話すオンニョ。
チョンナンジョンにどうやって会ったらいいのかと言う詐欺師チョンウチに、チョンナンジョンに贈り物をしてから会うんですと話すオンニョ。

チョンナンジョンの誕生日にて。
チョンナンジョンに会うために、八道から商人が来ている・・・。

ソンファンオクの家で。
聞きたいことがあります。私は本当に父と血がつながっているのですか。私が養子だということを聞きました。私に本当のことを話してくださいと聞くソンジホンに、いつかは話そうと思っていたが・・・思っていたよりも早く来たな・・・事実だ。お前が4歳の時に、お前を養子にして育てた。お前を本当の子のように育てた。誰が何て言おうとお前は俺の息子だと話すソンファンオク。では本当の父親は・・・と聞くソンジホンに、それは俺も知らないと話すソンファンオク。

偽物の金を作った罪で典獄署に収監されている罪人を外に連れ出すオンニョ。

酒場で。
倭銀を天銀に変える才能を持っていますとイジハム師匠に話すオンニョ。

チョンナンジョンの家で。
倭銀を天銀に変えた銀をチョンナンジョンの誕生日に送り・・・会う段取りをつける詐欺師チョンウチ。
金脈を知っています。国も把握していない場所です。私が直接金脈を開発すれば、国法を破ることになります。それで、貴方様にお願いがあります。第一に貴方様の権力を私に貸してください。第二金脈開発に関わる莫大な資金を出してください。そうしてくだされば、金脈の利益の半分を貴方様に差し出しますと話す詐欺師チョンウチに、何を信じて、こんな無謀な取引をしようとするのかと聞き返すチョンナンジョン。
チョンナンジョン商団から奪った金で用意した金塊をチョンナンジョンに差し出す詐欺師チョンウチ。

典獄署で。
刑曹捜査官イギジュンとして、お忍びで、食料の配給が中断した罪人達の状況を見に典獄署を視察しに来た明宗王。
やっと命をつないでいる状態です。このままいけばいつ暴動が起こるかわかりませんと言う典獄署署長に、非常時の食料はないのかと聞く明宗王。そんな食料はありませんと答える典獄署署長に、10日後には食料の配給が完全に止まる。今後の対策は・・・と聞く明宗王。罪人の家族に連絡し、食料を差し入れすることを許可しましたと言う典獄署署長の部下。いい方法だと言う明宗王に、それは決していい対策にはなりません。どうしてそんな無責任なことを言えるのですか。前王の時は、国がどんなに大変でも、典獄署の食料を無くすことはしませんでした。しかし、どんな飢饉だとしてもどうして典獄署の食料を無くすことができるのですか。食料の差し入れがいい方法だって・・・貧しい者がどうやって食料の差し入れが出来るというんですか。現実においては無理ですと言い放つオンニョであった。

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