「獄中花」23話(The Flower in Prison Episode 23・オクニョ・オンニョ)

「獄中花・オクニョ・オンニョ」23話

チンセヨン/子役 チョンダビン(オンニョ役)、コス(ユンテウォン役:ユンウォニョンの庶子)、キムミスク(文定王后役:中宗王の王妃)、チョンジュノ(ユンウォニョン役:文定王后の弟)、パクチュミ(チョンナンジョン役:ユンウォニョンの妾)、ユンジュヒ(イソジョン役:妓女)、キムスヨン(ユンシネ役:チョンナンジョンの娘)、チョングァンリョル(パクテス役:チョンガンジョ・趙光祖の弟子)、チェテジュン(ソンジホン役:捕盗庁庁官、パクテスの孫)、チョンウンピョ(チチョンドゥク役:チョノクソ・典獄署の官吏・オンニョの養父)、チュジンモ(イジハム役:学者、オンニョの師匠)、チェミンチョル(チョンデシク役:典獄署署長)、イムホ(カンソノ役:捕盗庁武将兼チェタミン(諜報員))、イヒド(コンジェミョン役:商団大行首)、カンミノ(キチュンス内禁衛役:文定王后直属護衛)、シュリ(チョンドン役:スリ)、ソ・ハジュン(明宗役・お忍名:暗行御史イギジュン)、イジョンミョン大監

海州監営で。
門の前で倒れるオンニョ。
そこへ、偶然、海州監営に配置転換されたソンジホン調査官が現れ・・・。
早く、医師を呼べと叫ぶソンジホン調査官。

意識を取り戻すオンニョ。
山賊によって死んだと思われているから、その間に、官奴婢から逃れる方法を探そうと話すソンジホン調査官。
調査官に迷惑がかかるのでは・・・と心配するオンニョに、官奴婢になる立場で他の人を心配する余裕があるのか、今はお前が生きる道だけを考えろと言い放つソンジホン調査官。

王宮で。
刑曹判書の言葉を信じることができない。オンニョの生死を直接確認して来いと配下に命じる明宗王。
海州監営を訪ねるが、オンニョは殺されたとソンジホン調査官に嘘をつかれ・・・。
オンニョが死んだことを明宗王に伝える配下。

妓房で。
法を変え、庶子でも官職につけるようにする。恥ずかしい話だが、正直に言うナンジョンに対抗できる者が俺には必要だ。ナンジョンは俺の意思で統制することができないほど力を持った。ナンジョンが商売で稼いだお金は王室に貢ぎ、政治的力も大きくなったのだ。お前が俺の志を受けて、ナンジョンに対抗してくれとユンテウォンに話すユンウォニョン大監。

ユンウォニョン大監の屋敷で。
大監が提案されたことを受け入れますと答えるユンテウォン。
お前が望む官職は何だと聞くユンウォニョン大監に、平市署(市場を管理し、物価を調節する部署)の官吏にしてくださいと言うユンテウォン。平市署の官吏は6品の地位だ。お前が望めば、もっと高い地位を与えられると言うユンウォニョン大監に、平市署の官吏の地位でいいですと言うユンテウォンであった。

コンジェミョン商団で。
どうして、平市署の官吏なんだ。もっと高い地位も受けられるだろと言うコンジェミョン商団長に、法を変えても、俺みたいな庶子は最高権力を得ることはできない。平市署は市場と物価を担当する部署です。この朝鮮の全ての金の道を掴んでいるということです。もっとも重要なことは、市場を監視し、統制できるということです。今、一番利益を出せる物を誰よりも早く把握できると話すユンテウォンであった。

法判大監に顔見せに行く道端で。
娘が産まれましたよね。貴方様の周りに妖気が満ちています。もしかして、貴方様の家系で婚姻できずに死んだ女性はいませんかと言うオンニョに、妹がいたと答える海州監営官吏。このままでは、続けて娘が産まれます。息子を産みたければ、死んだ妹さんの恨みを晴らさないといけませんと言うオンニョ。

海州監営で。
オンニョはおかしいです。神が憑依しているみたいです。私の私的な事情を言い当てたのです。巫堂(ムダン)から神の憑依も教わったとのことです。妾にしてもいいのですかと話す官吏。
直接判断するという海州監営の大監。
今、神が憑依していますと言うオンニョに、俺の運勢を見てみろという大監。
もしかして、息子さんが人を殺し、本人も自殺しませんでしたか。私には大監様の過去が全て見えます。その為に、貴方様は高い地位も放棄され、ここの監察官として来られたのではないですか。これは私の言葉でなく、私の中にいる神が話していることをそのまま告げているだけです。息子さんの魂がまだ漂っているとのことです。私が息子さんが成仏できるように祈願しますと話すオンニョ。

オンニョに神が憑依しているのは本当ですかと聞くソンジホン捜査官に、確かだと答える海州監営の大監。
では、どうしますか。法判大監の妾にするのは無礼ではないですか。再考すべきだと思いますと話すソンジホン捜査官。

妓房で。
平市署官吏として、各商団の大行首を集めるユンテウォン。
大行首達を集めたのは、米の価格をあげようとする組織があると聞いたからだと話すユンテウォン。

今日、集まった商団の調査をしろ。商団の規模と販売項目を把握し、大行首に関することを詳細に調査しろと配下に命じるユンテウォン。

海州監営で。
俺は祖父が残した遺品を探しに行こうと思う。俺と一緒に行けるかとオンニョに話すソンジホン捜査官。

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