「獬豸(ヘチ)」5話

「獬豸(ヘチ)」5話

チョン・イル(延礽君・ヨニングン役:後の英祖王)、クォン・ユル(パクムンス役:監察官)、コ・アラ(ヨジ役:茶母・歩く人間兵器)、パク・フン(タルムン役:ならず者組織の頭目)、イ・ギョンヨン(ミン・ジノン役:西人老論(ソインノロン)勢力の頭目)、チョン・スノン(チュ・ヨンハン役:司憲府(サホンブ)の監察官)、チェ・ミンチョル(ユンヒョク役:クムスジョ派の代表・司憲府(サホンブ)監察官)、チョン・ペス(チャンダル役:司憲府(サホンブ)監察官)、アン・スンギュン(アボン役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・チョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・スンヒョン(朝鮮20代王・粛宗(キョンジョン)王)、ナム・キエ(インウォン王后)、ノ・ヨンハク(延齢君(ヨルリョングン)役)、ソン・ジシン(セジャピン:粛宗(キョンジョン)王の正室)、ノ・ヨンハク(延齢君・ヨルリョングン役)、チョン・ムンシン(密豊君・ミルプングン役)、ハン・サンジン(ウィ・ピョンジュ役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・ジョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・サジン(ウイ・ピョンジュ役::司憲府(サホンブ)監察官、ト・ギソク(ケドル役)、キム・ジョンス(イ・イギョム役:西人老論(ソインノロン))

 

道端で。
雨の中を彷徨うヨニングン。俺はもうすぐ死ぬ。その前に、俺が知っているお前を世間に知らしめることはできないか・・・と言った王の言葉を噛みしめながら・・・地面に伏して泣き叫ぶヨニングン。

王になる夢でも見たら良かったではないですか。王になれば、少しでも力が生まれるかもしれないと言ったミン・ジノン大監の言葉を思い出しながら・・・力を・・・と倒れるヨニングン。

新しい王(景宗)が即位する。

ヨニングンの家で。
ウィ・ピョンジュ監察官を招き・・・。
バックに誰がいるのか。老論の仕業だろ。罪人の脱獄とは・・・国が乱れるのは、王のせいだ。これを契機に少論の右相を辞めさせろと圧迫したんだろ。脱獄した者の中でお前が捕まえた者がいただろ。だが、そいつは、出てから連絡をしなくなったんだろ。どうする。そいつが捕まったら、お前が困るだろ。お前の昇進の贈り物として俺が捕まえてやる。そうすれば、お前と親しくなれそうだからと言うヨニングンに、死んだハン・チョンソクと親しかったのではないですかと聞き返すウィ・ピョンジュ監察官。

そうだったか。力のある者の関心がなくなればどうなるかわかったから・・・情がわいた。南人だったのに老論の側に立ったお前なら、何のことかわかるだろ・・・とウィ・ピョンジュ監察官に話すヨニングンであった。

ヨニングンの家で。
老論だけでなく、少論も次の王の後継者を立てようとするだろう。次の王位の為だ。老論の思い通りに後継者が決まれば、王が危ない。少論の思い通りになれば、王権を守れるから・・・チュンジョンは、養子を取ることにした・・・と妻に話すヨニングン。

司憲府で。
ミルプングンが許すことができないバックを持った。ミン・ジノン大監に俺を訪ねろと伝えろ・・・とウイ・ピョンジュ観察官に伝えるヨニングン。

王の御前で。
明の使節団と共にミルプングンが現れる。

 

ミルプングンが王の養子になろうとしているのか・・・と慄くミン・ジノン大監。
そこへ、ヨニングンが・・・。
王子ひとり必要じゃないか・・・と。

 

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