「獬豸(ヘチ)」12話

「獬豸(ヘチ)」12話

チョン・イル(延礽君・ヨニングン役:後の英祖王)、クォン・ユル(パクムンス役:監察官)、コ・アラ(ヨジ役:茶母・歩く人間兵器)、パク・フン(タルムン役:ならず者組織の頭目)、イ・ギョンヨン(ミン・ジノン役:西人老論(ソインノロン)勢力の頭目)、チョン・スノン(チュ・ヨンハン役:司憲府(サホンブ)の監察官)、チェ・ミンチョル(ユンヒョク役:クムスジョ派の代表・司憲府(サホンブ)監察官)、チョン・ペス(チャンダル役:司憲府(サホンブ)監察官)、アン・スンギュン(アボン役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・チョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・スンヒョン(朝鮮20代王・粛宗(キョンジョン)王)、ナム・キエ(インウォン王后)、ノ・ヨンハク(延齢君(ヨルリョングン)役)、ソン・ジシン(セジャピン:粛宗(キョンジョン)王の正室)、ノ・ヨンハク(延齢君・ヨルリョングン役)、チョン・ムンシン(密豊君・ミルプングン役)、ハン・サンジン(ウィ・ピョンジュ役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・ジョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・サジン(ウイ・ピョンジュ役::司憲府(サホンブ)監察官、ト・ギソク(ケドル役)、キム・ジョンス(イ・イギョム役:西人老論(ソインノロン)、パク・ジョン(チョホン役:側室)、イ・ウォンジェ(キム・チャンジュン役)、イム・ホ(イ・グァンジャ役:少論)、チェ・ミンチョル(ユン・ヒョク役:司憲府(サホンブ)監察官)

外に出た所で・・・ヨジに出会い。
私が東宮殿に入れるようにしてください。世継王子を守りたいのですと言うヨジに、お前が俺の言うことを聞くわけがないか。宮女になることがどういうことか教えてやる。それは、こうすることもありえるしとヨジの手を握り、そして、こんなことも出来るということだ・・・とヨジにキスをしようとし、止めるヨニングン。申し訳ない。お前になんてことを・・・わかったか、宮女になるということはこういうことだ。お前の思いとは関係なく、こんなことも起こりえるということだ。だから、二度とそんな事を言うなと言うヨニングンであった。

外で、秘密裏に会い・・・吏曹長官の任をユン・ヒョクに任せようとするヨニングン。
司憲府監察官、ユン・ヒョク、老論の名門だろ。しかし、本人は政治に惑わされない。それが、お前を推薦した理由だ。老論だが、私信がなく、公平な者、老論の反発を押しのけ、王が願う改革も可能だろう。お前なら王を助け、腐敗に立ち向かうと信じていると言うヨニングンに、どこまで行くことを決心していますか。私よりも王と世継王子にとってつらい道になります。最後まで行くという約束をしてくれるなら、必ず、責務を全うしますと言うユン・ヒョク監察官。

アジトの近くで。
どうしてあんなことをしたのですか。あの夜、私にしたこと・・・本当に・・・私の考えがあっているということですか。アボンが言うには男が女にそういうことをする時はひとつしかないと・・・お前はそんなに強いのか、どんなに強いのか、1回闘うか・・・そういうことだと・・・と言うヨジに、俺がお前にしたのは戦いだったと・・・と聞き返すヨニングン。私はそんなこともわからずに誤解して・・・世継王子が私に違う思いがあると・・・そんなに私を信じられれないのですか・・・私の実力を確認しようとしたのですか。私は人間凶器、チョンヨジです。本当にやれます。宮女になって側で世継王子を守りたいのですと言うヨジに、お前の実力は十分だ。だけど、宮女は駄目だ。本来、女性は男が守るものだと言うヨニングン。私は女性の前に茶母ですと言うヨジに、俺が世継王子の前に男なら・・・お前と同じ風にあたるのもいいものだな。お前の思いが俺の思いと同じでなくとも・・・と言い、ヨジの手を握るヨニングンだが・・・すぐに手を放し、申し訳ない・・・と。

宮殿で。
自分は他の者と違うと思っているでしょう。老論の様にやらなくてもこの国を守れると思っているでしょう。しかし、わかる時が来ます・・・と言うミン・ジノン大監の言葉を思い出しながら、いや、ミン・ジノン、俺は絶対にお前と同じではないと思うヨニングンであった。

ミルプングンが書かせた要望書が王に出される・・・。
代理政治をさせろと、国の政を東宮殿(ヨニングン)に任せろと・・・。
それを聞き、怒り狂う王。

宮殿で。
宮殿で、世継王子を取り巻く欲望の嵐が吹き荒れるとヨニングンに言い放つミルプングン。

次話へ