「獬豸(ヘチ)」14話

「獬豸(ヘチ)」14話

チョン・イル(延礽君・ヨニングン役:後の英祖王)、クォン・ユル(パクムンス役:監察官)、コ・アラ(ヨジ役:茶母・歩く人間兵器)、パク・フン(タルムン役:ならず者組織の頭目)、イ・ギョンヨン(ミン・ジノン役:西人老論(ソインノロン)勢力の頭目)、チョン・スノン(チュ・ヨンハン役:司憲府(サホンブ)の監察官)、チェ・ミンチョル(ユンヒョク役:クムスジョ派の代表・司憲府(サホンブ)監察官)、チョン・ペス(チャンダル役:司憲府(サホンブ)監察官)、アン・スンギュン(アボン役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・チョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・スンヒョン(朝鮮20代王・粛宗(キョンジョン)王)、ナム・キエ(インウォン王后)、ノ・ヨンハク(延齢君(ヨルリョングン)役)、ソン・ジシン(セジャピン:粛宗(キョンジョン)王の正室)、ノ・ヨンハク(延齢君・ヨルリョングン役)、チョン・ムンシン(密豊君・ミルプングン役)、ハン・サンジン(ウィ・ピョンジュ役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・ジョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・サジン(ウイ・ピョンジュ役::司憲府(サホンブ)監察官、ト・ギソク(ケドル役)、キム・ジョンス(イ・イギョム役:西人老論(ソインノロン)、パク・ジョン(チョホン役:側室)、イ・ウォンジェ(キム・チャンジュン役)、イム・ホ(イ・グァンジャ役:少論)、チェ・ミンチョル(ユン・ヒョク役:司憲府(サホンブ)監察官)ソン・ビョンホ(チョ・テグ役:少論頭目)

耐えてください。卑怯な奴らの手で倒れてはいけません・・・と亡くなったヨルリョングンに手を握られる幻影を見るヨニングン。

ヨニングンの前に、王が現れ・・・。
それでもお前を信じようとした。お前が俺の弟だと・・・しかし、お前は俺に剣を向けようとしたんだな・・・と書簡(世継王子を擁立する陰謀があるという告発書)をヨニングンの前に落とす王。
王座を狙い、欲をかいたと言う王。

宮殿で。
陰謀だと・・・お前の仕業か、王の仕業か・・・。突然、世継王子を追い出そうとする理由が何だと聞くミン・ジノン大監に、挙兵のある明確な陰謀だ。他のバックがいるということなのかと言うチョ・テグ大監。あれほど警戒していた東宮殿なのにどうして・・・言うチョ・テグ大監に、何でも拾って食べたら、腹痛を起こすから、どんなに追い出したい世継王子でもこんな方法で追い出すのは、正しい方法ではない気がする。東宮殿を警戒するお前の意見には賛成したいが、どこか、不穏な臭いを感じるんだ。もう一度、よく考えてみろ・・・と出ていくミン・ジノン大監であった。

ヨニングンの家で。
その体で動くのは無理ですという臣下に、座って死ぬを願えというのか。ヨルリョングンを殺したミルプングンの思い通りになる訳にはいかない。奴が仕掛けて来たこの戦い・・・俺が必ず勝つ・・・と言い放つヨニングンであった。

昔の女の為にミルプングン側に立つタルムン。
タルムンの指示で、世継王子が前王の血筋ではない・・・と言うビラがあっちこちに貼られ、瓦版屋も世継王子が前王の血筋ではないと話し・・・。

宮殿で。
この瞬間、一番喜ぶ奴が誰か。大監じゃないのか、その表情が気になって・・・と言うヨニングンに、こんな状況で余裕がありますねと言うミン・ジノン大監。
虎に最初に噛まれたときは恐怖を感じるが・・・そろそろその野獣を捕まえなければと思って・・・これ以上、耐えることができないので・・・私を撃ついい機会なのに、大監はなぜ動かないのか、それを知っているからですよね。このバックにミルプングンがいるということを・・・同じ側だと思われたくないと・・・俺の言葉を聞け・・・少し同じ船に乗るのはどうですか。私と共に政治を行う・・・利害が一致するなら、これが貴方が良く知っている政治ではないですかと言うヨニングンに、そんなことを言うなんて驚きましたが、間違っています。私は世継王子が王位に就くのは望みません。そんな世継王子を他の物の手で打つことができるのに、どうして世継王子と政治をすると言うのですかと言うミン・ジノン大監。俺を殺すことが出来ても、画策された陰謀で国が混乱に陥っていることを望まないから、それが貴方という人、ミン・ジノンじゃないか。だから、一緒にやれる。道は違っても、志は通じるのだから、統制が取れないミルプングンが王座に就くのを望まれるのか、まずは、俺のバックになり、もう一度、俺をそこから追い出してみるかと言うヨニングン。

宮殿で。
俺の説得が効かなかったみたいだなと言うヨニングンに、どうして、朝廷に血の風が吹くのか分かりますか、政治というのは報復です。終わらない永遠の報復。それが政治ですと言い放つミン・ジノン大監。

王の御前で。
ヨニングンに対する裁判が始まる・・・。
陰謀を計ったことはありませんと言うイ・イギョム。
世継王子は言うことはないか。この場で罪を告白すれば、命だけは助けてやると言う王に、私はそんな欲を持ったことも、陰謀を計ったこともありません。決して、ない罪を告白することはできませんと言い放つヨニングン。俺がお前の罪を直接問うしかないと言う王に、私、ミン・ジノン、一言、申し上げてもいいですかと言うミン・ジノン。世継王子には嫌疑が何もありません。私はその事実を以前から知っていましたと言うミン・ジノン大監。

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