「ザ・キング 永遠の君主」2話

「ザ・キング 永遠の君主」2話

イ・ミノ(イ・ゴン役:大韓帝国皇帝)、ウ・ドファン(チョヨン役:大韓帝国皇室近衛隊⇔チョ・ウンソブ役:韓国社会服務要員)、チョン・ウンジェ(ク・ソリョン役、大韓帝国総理)、キム・ヨンオク(ノ尚宮役)、キム・ヨンジ(ミョン・スンア役:大韓帝国皇室広報室役人⇔ミョン・ナリ役:韓国タピオカ店経営者)、キム・コウン(チョン・テウル役:韓国警察・強行班刑事⇔ルナ役:大韓帝国の犯罪者)、キム・キョンナム(カン・シンジェ役:韓国警察・強行班刑事、幼い時に大韓帝国から韓国に連れて来られた)、イ・ジョンジン(イ・リム役:大韓帝国王族、イ・ゴンの父(前皇帝)の異母兄弟)

※話が難しくて、途中で訳が分からなくなって来るので、あらすじを書き進める前に、簡単なポイントを説明しておきたい。

(1)大韓帝国(皇帝が今も存在している世界)と現在の韓国がパラレルワールドとして、並行して別の世界として存在しているということ。
(2)同じ顔を持った人物が大韓帝国と韓国、各々のパラレルワールドにて、違う名前、身分、職業で存在しているということ。そして、イ・リムは、それを利用して、皇帝の座を奪おうとしていること。
(3)萬波息笛というパラレルワードを行き来出来る門を開くことができる笛の存在。剣で二つになった笛の片割れのそれぞれをイ・ゴン皇帝は馬の鞭に仕上げ、イ・リムは傘の柄に仕上げて持っていて、それで、各々のパラレルワールドを行き来できるということ。過去にも行けることも付け加えておく。
(4)イ・リムが前皇帝暗殺した時から年を取っていない理由がパラレルワールドを結ぶ空間にいたことに起因するということ。

【大韓民国(韓国)】
馬を降り、チョン・テウル強行班刑事の側へ寄り、IDカードを取り見るイ・ゴン皇帝。
何をしているんですかと聞くチョン・テウル強行班刑事に、やっと、君に会えたと言い抱きしめるイ・ゴン皇帝。
貴方は何なんですか。狂っているんですか。警察に対して何をするんですかと言うチョン・テウル強行班刑事に、嬉しくて、本当に存在していることが・・・と答えるイ・ゴン皇帝。
身分証を見せてくださいと言うチョン・テウル強行班刑事に、どうしようか。身分証はないんだが・・・俺は俺だから・・・簡単に説明すると、俺は、大韓帝国の皇帝であり、怪しい者を追いかけて、空間を越えてここに来た。最初は、当惑したが、ゆっくりとよく考えて見たら・・・たぶんここは別の世界のようだと言うイ・ゴン皇帝。
狂った奴め。どうしようかと言うチョン・テウル強行班刑事に、君はそんな性格だったのかと言うイ・ゴン皇帝。
30年間こんな性格よと言うチョン・テウル強行班刑事に、思いもしなかった。新鮮だなと言うイ・ゴン皇帝。
身分証も出さず、道路交通法に違反し、国務執行中の私の身体に触れました。弁護士を立てることも出来るし、黙秘権を使うこともできますとイ・ゴン皇帝を拘束し、警察署に連行するチョン・テウル強行班刑事であった。

警察署で。
イ・ゴン皇帝の所持品を確認するチョン・テウル強行班刑事。
詐欺の可能性があるとイ・ゴン皇帝の顔が印刷された紙幣を押収し、イ・ゴン皇帝の指紋を取るチョン・テウル強行班刑事。
指紋でも身元が判明しない。馬主としての登録もない・・・と鑑識から連絡があり・・・。
指紋から身元がでなかった。そうだろ。それはすなわち俺はこの世界にいない人だという理由だし、二つの世界が完全に同じではないということだし、俺がこの世界にいないように、君も俺の世界にはいなかったと言うイ・ゴン皇帝に、もしかしてスパイなのかと言うチョン・テウル強行班刑事。
ちょっと前に会った青年(チョ・ウンソブ)は、俺の世界では近衛隊だ。俺と君のようにいない場合もあると言うイ・ゴン皇帝に、別の世界ですって・・・証拠を見せなさいと言うチョン・テウル強行班刑事。証拠は目の前にいるじゃないか。俺が別の世界から来たのに・・・アインシュタインの話をするイ・ゴン皇帝の口に綿棒を押し入れ、DNA鑑定の検体を手に入れるチョン・テウル強行班刑事。
36時間過ぎたから、解放されるイ・ゴン皇帝。DNA鑑定の結果はどこにと聞くチョン・テウル強行班刑事に、このホテルに・・・と答えるイ・ゴン皇帝。五つ星、お金あるのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、近くの宝石店は・・・とコートのボタンを取り、これはダイヤモンドだと言うイ・ゴン皇帝。

宝石店で。
30年の鑑定歴で、こんなダイヤは初めて見た。保証書がなし、違法の可能性もあるし・・・と言う鑑定士に、警察の身分証を見せるチョン・テウル強行班刑事。

63ビルディングの近くで。
ホテルに行くには、道を渡ってタクシーに乗れ・・・と言い行こうとするチョン・テウル強行班刑事に、行くのか。何故、行かないで。25年掛かった。君に会うまで。俺は、今日がもっと長ければと思うと言うイ・ゴン皇帝だが・・・。どけ・・・と聞き込みに行ってしまうチョン・テウル強行班刑事であった。

五つ星ホテルで。
スイートに宿泊したイ・ゴン皇帝、ロビーで待つチョン・テウル強行班刑事の元へ。
馬はどうするのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、当分の間だ。俺は長くはいられない。俺の世界に戻る時まで庭に置いてくれないかと言うイ・ゴン皇帝。
いつ行くの。お前の世界に・・・と聞くチョン・テウル強行班刑事に、それはまだ決めていない。俺は君とこうしていたいと言い、チョン・テウル強行班刑事を見つめるイ・ゴン皇帝。
DNA鑑定が出るまで預かるわと髪を結うチョン・テウル強行班刑事に、髪を結うなと言うイ・ゴン皇帝。大人しくしていろ・・・と言い放ち、出て行くチョン・テウル強行班刑事。

ヤンニョムチキンの店で。
ヤンニョムチキンを食べるチョン・テウル強行班刑事。
食べずにいるイ・ゴン皇帝。
何で食べないのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、毒見をしていない食べ物は食べない。毒殺で死ぬ立場だから・・・と言うイ・ゴン皇帝。
ここに来て今までどうやって食べ来たのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、ウンソブが・・・と言うイ・ゴン皇帝。ウンソブに毒見をさせたって・・・私に毒見をしろと言っているのと言うチョン・テウル強行班刑事に、もし、ここに毒が入っていて最後だとしたら、君に話す言葉が最後になるかもしれないから・・・と言うイ・ゴン皇帝。
言って見て・・・と言うチョン・テウル強行班刑事に、有難かった。君がどこかにいるということで、寂しかった。25年間と言い、ため息をつき、ヤンニョムチキンにかぶりつき、こんな味は初めてだ。天下一だと感動ルするイ・ゴン皇帝。
図書館で何をしていたのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、君の世界の歴史を見た。俺の世界とどのように違うか知りたくてと答えるイ・ゴン皇帝。
君は、何故、1回も、一言も俺の言葉を信じないのかと聞くイ・ゴン皇帝に、信じるというのは、そういうものか、あり得ないことを信じなければいけないの。私は地球が丸いことも信じていない人なの。ところで、別の世界・・・冷める前に食べなと言うチョン・テウル強行班刑事。
俺を信じてないのに、何で助けるんだと聞くイ・ゴン皇帝に、大韓民国の警察だからと答えるチョン・テウル強行班刑事。
他にないのか。他の理由・・・俺が君の世界に足を踏み入れた理由、ないか・・・と言うイ・ゴン皇帝だが・・・。

チョン・テウル強行班刑事の家の庭で。
何でまだここにいるの。ずっといるつもりと聞くチョン・テウル強行班刑事に、何で俺を置いて行くんだ。俺はこの世界で知っている人が君しかいないのにと言うイ・ゴン皇帝。
何でこの世界に知り合いが私しかいないの。貴方は私を知っているかのように言うけど、私は、貴方を知らない。貴方は何で私を知っているのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、25年前、俺は、君の身分証を拾った。正確には誰かが落として行ったのだと言うイ・ゴン皇帝。
25年前・・・誰が落として行ったのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、探している最中だ。君に関連しているようだと言うイ・ゴン皇帝。
当然、関係しているでしょ。私の身分証を持っているのなら・・・そうだとしても、25年前なら私は5歳よ。25年前の身分証をどうやって拾ったというのと言うチョン・テウル強行班刑事に、理由はわからないが、俺が持っている身分証の発行日は、2019年11月11日だ。俺はその日を長い間待っていたと言うイ・ゴン皇帝。ダイヤがなくなる前に病院に行ったらと言うチョン・テウル強行班刑事に、ダイヤはもう残っていないと言うイ・ゴン皇帝。そういことじゃなくて、貴方にも家族がいる訳だし、家族が心配しているはずでしょと言うチョン・テウル強行班刑事に、君が気になっていたのはそういうことだったのかと聞き返すイ・ゴン皇帝。じゃ、答えてやる。俺はまだ未婚だ。家族はいないということだ。今、重要な決断を下した。俺が君を皇后として迎える。俺がこの世界に足を踏み込んだ理由がわかった・・・と言い放つイ・ゴン皇帝であった。

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