「ザ・キング 永遠の君主」4話

「ザ・キング 永遠の君主」4話

イ・ミノ(イ・ゴン役:大韓帝国皇帝)、ウ・ドファン(チョ・ヨン役:大韓帝国皇室近衛隊⇔チョ・ウンソブ役:韓国社会服務要員)、チョン・ウンジェ(ク・ソリョン役、大韓帝国総理)、キム・ヨンオク(ノ尚宮役)、キム・ヨンジ(ミョン・スンア役:大韓帝国皇室広報室役人⇔ミョン・ナリ役:韓国タピオカ店経営者)、キム・コウン(チョン・テウル役:韓国警察・強行班刑事⇔ルナ役:大韓帝国の犯罪者)、キム・キョンナム(カン・シンジェ役:韓国警察・強行班刑事、幼い時に大韓帝国から韓国に連れて来られた)、イ・ジョンジン(イ・リム役:大韓帝国王族、イ・ゴンの父(前皇帝)の異母兄弟)、チョン・ムソン(プヨン君/イ・ジョンイン役:イ・ゴンの父のいとこ、医学教授)

※話が難しくて、途中で訳が分からなくなって来るので、あらすじを書き進める前に、簡単なポイントを説明しておきたい。

(1)大韓帝国(皇帝が今も存在している世界)と現在の韓国がパラレルワールドとして、並行して別の世界として存在しているということ。
(2)同じ顔を持った人物が大韓帝国と韓国、各々のパラレルワールドにて、違う名前、身分、職業で存在しているということ。そして、イ・リムは、それを利用して、皇帝の座を奪おうとしていること。
(3)萬波息笛というパラレルワードを行き来出来る門を開くことができる笛の存在。剣で二つになった笛の片割れのそれぞれをイ・ゴン皇帝は馬の鞭に仕上げ、イ・リムは傘の柄に仕上げて持っていて、それで、各々のパラレルワールドを行き来できるということ。過去にも行けることも付け加えておく。
(4)イ・リムが前皇帝暗殺した時から年を取っていない理由がパラレルワールドを結ぶ空間にいたことに起因するということ。

【大韓帝国】

プヨン君の教授室で。
陛下、楽しまれましたか。今回はどこに行かれたのですかと聞くプヨン君に、今回はとても遠い所に行って来ました。産まれて一番楽しい旅行でしたと言うイ・ゴン皇帝。
父の異母兄弟は自分の兄弟を殺し、甥の首を絞めました。プヨン君血の繋がった人達は私のせいで海外に追放されました。一生・・・だから、気になっています。貴方は、私の味方なのか、違うのかと言うイ・ゴン皇帝に、何を聞きたいのですか。私の心を証明する為に子供達の首を刎ねましょうかと言うプヨン君。もしかして、私に隠していることがありますか。私は貴方を信じているし、好きです。私に隠し事をしないでくださいと言うイ・ゴン皇帝。これは、私が長い間解いてきた問題です。置いて行きますとジャケットの内ポケットから反逆者イ・リムの死体検案書(死体検案書には、医学教授のプヨン君・イ・ジョンインのサインが・・・)を出すイ・ゴン皇帝であった。

※イ・ゴン皇帝は、プヨン君が反逆者イ・リムと結託して、死体検案書にサインしたのではないかと疑っているのだ。イ・リムが別の世界の大韓民国(韓国)から殺して連れて来たイ・リムと同じ顔、DNAを持つ人間の死体検案書だとは知らないのだ。当然、そんな別の世界に同じ顔・DNAを持つ人間がいるということを知らないプヨン君には、イ・リムが自殺したとしか考えられないのだ。

【大韓民国(韓国)】

子供とぶつかって警察のIDカード(身分証)を排水溝に落としてしまい、新しいIDカード(身分証)を申請するチョン・テウル強行班刑事。いつまでに出来ますかと聞くチョン・テウル強行班刑事に、11月には出来ますと答える職員。(イ・ゴン皇帝が持っているチョン・テウルのIDカード(身分証)の日付が11月11日だったという言葉を思い出しながら・・・)、11月11日までは出ないでしょと言うチョン・テウル強行班刑事に、はいと言う職員だが・・・。2019年11月11日の日付でIDカード(身分証)が配布されたのだ。

※イ・ゴン皇帝の父(前王)が殺された時に、幼いイ・ゴンを助けた者が落として行ったチョン・テウル強行班刑事のIDカード(身分証)の日付が同じ11月11日になる伏線だ。救出者が誰なのかは、話が進むとわかるのでここでは話さないこととしよう。

【大韓帝国】

皇帝執務室で。
雷が鳴り、肩に痛みが走るイ・ゴン皇帝。
雷が鳴り、イ・ゴン皇帝の肩に稲妻の傷が現れるのを確認するチョ・ヨン近衛隊長。
何ですかそれは、いつからですかと聞くチョ・ヨン近衛隊長に、最近だ。何でこんなことが・・・と言うイ・ゴン皇帝。宮廷医を連れてきますと出て行くチョ・ヨン近衛隊長。
机の引き出しから、馬の鞭を取り出し・・・パラレルワールドに行ける門を通り、別の世界・大韓民国(韓国)に向かうイ・ゴン皇帝であった。

【大韓民国(韓国)】

警察署で。
チョン・テウル強行班刑事が電話にでると、イ・ゴン皇帝から俺だ・・・と話し・・・電話を切り、家に戻るチョン・テウル強行班刑事。

チョン・テウル強行班刑事の家の庭で。
馬と一緒に立っているイ・ゴン皇帝。
どこに行って来たのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、俺の世界に・・・と言うイ・ゴン皇帝。
そうじゃなくて・・・と言うチョン・テウル強行班刑事に、本当だと言うイ・ゴン皇帝。
自分の名前も知らないのに、家に行って来たというの・・・と言うチョン・テウル強行班刑事に、何回も話したが、知らないと言ったことはない。呼ぶなと言ったと言うイ・ゴン皇帝。
じゃ、何でまた来たのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、お金も返さないといけないし、君が無事なのか心配で・・・お金も返したし、君も顔も見れたからもう帰らないといけない。わからないように出て来たから・・・と言うイ・ゴン皇帝。
本当に家があるのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、ある。とても大きな家だ。部屋も多いし、海も見える。庭もとても広いと言うイ・ゴン皇帝。
聞きたいことがあるの。貴方が見たと言う身分証の写真、私は髪を束ねていたの、ほどいていたのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、今日だったんだな。俺がいない間、身分証を紛失していたのか・・・だから、今日だったのか。今日、身分証が出たのかと独り言を言うイ・ゴン皇帝。
聞いていることに答えて・・・写真で私は髪を束ねていたの、ほどいていたのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、束ねていた。こうやってとチョン・テウル強行班刑事の髪を束ねるイ・ゴン皇帝。
服は何を着ていたの。制服を着ていたでしょと言うチョン・テウル強行班刑事に、いいや、紺のジャケットと言うイ・ゴン皇帝。
ありえないと言うチョン・テウル強行班刑事に、直接見たら信じるか。ならば、今一緒に行ってもいいと言うイ・ゴン皇帝。
どこに一緒に行こうと言うのと言うチョン・テウル強行班刑事に、一緒に行こう。俺の世界にと言うイ・ゴン皇帝。
嘘なら殺すわと車に向かおうとするチョン・テウル強行班刑事に、君の車では行けないと手を取り、チョン・テウル強行班刑事を馬に乗せるイ・ゴン皇帝。

竹林で。
ここはこないだ来た所じゃない。殺すぞ・・・本当に・・・と言うチョン・テウル強行班刑事に、最後の言葉は後悔するはずだ。今から何が起こっても驚くな。ただ、俺を信じろ・・・とパラレルワールドに行ける門を馬で走り抜けるイ・ゴン皇帝。

【大韓帝国】

チョ・ヨン近衛隊長が率いる近衛隊が駆け寄って来る。
陛下・・・と言う近衛隊に、近衛隊は今すぐ10歩下がれ。ヨン、お前もこの人がとても驚いているからと言うイ・ゴン皇帝。
今の人は・・・と言うチョン・テウル強行班刑事に、君の世界のウンソブだと言うイ・ゴン皇帝。
見てみろ。俺の言葉は全て正しかっただろ。俺は大韓帝国の皇帝で、呼んではいけない俺の名前は、イ・ゴンだと見つめるチョン・テウル強行班刑事に言うイ・ゴン皇帝。

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