韓国ドラマ(大祚栄:テジョヨン)72話

KBS韓国ドラマ(大祚栄:テジョヨン)72話のあらすじ(ネタばれ)です。

キブ山収容所で。
これ以上近づけば俺も許さない。かかって来い。かかって来い。早くと叫び、戦うテジョヨン達。
唐のヤツらは我々を分裂させている。我々を殺しているのは、我々自身だ。今から、一緒に分けて食べる。食べられなくて死ぬものは今からいない。皆、一緒に生きていかなければならない。皆、生きてここを出ないといけないと叫ぶテジョヨン。

捕虜を利用してテジョヨンを殺すという計画を立てるイムン将軍の配下。
各部族の代表(百済、新羅、トルゴル)を呼び、高句麗のヤツらを殺せ。そうすれば、お前らを出してやる…と。

寝ているところにテジョヨンを殺そうとする各部族の代表達。
そこへ、コルサビウが助けに入る。
何で俺を殺そうとした。ここでは剣を持てない。唐が指図したはずだ。俺を殺したいなら正々堂々と来いと言い放つテジョヨン。

コサゲ将軍の力で入ってきた。
兄貴(テジョヨン)とストル(フクストル)の顔を見たから、今死んでも後悔はないと言うコルサビウ。
外では兄貴を助ける為に頑張っているがいつになるか分からない。今できることは生き残ることだ。兄貴を守ると言うコルサビウ。

皇后を降ろして、皇后の息子を王にしようと他の臣下と画策するイムン将軍。

コサゲ将軍とコサゲ将軍の息子と共にフクチ将軍を訪ねるミモサ。
イムンが皇后の息子を王にしようと画策している。そうなれば、高句麗、百済、トルゴルの全ての兵が危なくなる。部族が協力することが必要だと言うコサゲ将軍。
その為には、テジョヨン将軍を助けなければいけない。イムンが力を持ったのはテジョヨンを捕まえたからだ。テジョヨン将軍を助ける為の名分と求心力になると言うミモサに、もう遅いと言うフクチ将軍。

この子を見てくれ。高句麗に関係ないが血は残っている。百済、高句麗は同じ血が流れる兄弟じゃないか。テジョヨンを助けてくれ。この子に兄弟間の義理を残さないといけないじゃないかと言うコサゲ。
皇后の召集連絡がフクチ将軍に入る。
想像した通りあいつらが先に動きだしたとコサゲに言うミモサ。

皇后の前で、皇后の息子を王にすると言うイムン将軍。
(次期王の位置から)追い出された者だからダメだと言うソリンギ将軍に、唐のことを知らないお前らは黙れと言うイムン将軍。我々が前線で戦っていた時にお前らは何をしていたのかと言い放つソリンギ将軍。

ソリンギ将軍に会い、テジョヨンを助けるよう頼むフクチ将軍だが、自分の部下を沢山殺したテジョヨンをどうやって許せるのか。出来ないと断るソリンギ将軍。

ソリンギ将軍の前に現れるテジュンサン将軍。
息子を助ける為と言ってもここに来るとは…と言うソリンギ将軍に、どう考えても自分が来る所はここしかなかった。自分のもどかしい心を晴らしてくれるのはソリンギ、お前しかいなかった。分かるだろう。お互いに敵として戦って来たお前がいる。今、自分を助けることのできる唯一の人だということが…と言うテジュンサン将軍。

俺はテジュンサンを助けることはできない。お前を捕まえる気もないから、そのまま帰れと言うソリンギ将軍の前に、膝まづき、国を失ったから、もう、高句麗の民ではない。部下もいないから将軍でもない。今、自分に残ったのはこの命と息子だけだ。どうか息子を助けてくれ…と言うテジュンサン将軍。

自分の自尊心も部下も奪ったじゃないか。だから、息子のテジョヨンを助けてくれ。父としての本分だけでも守らせてくれ。お願いだ。お前に一生服従することもできるから、テジョヨンを助けてくれと頼むテジュンサン将軍。

息子が何だ。お前はテジュンサンだ。お前が…それじゃ駄目だ。お前は高句麗の英雄、テジュンサンだと言うソリンギ将軍に、全て必要ない。全て持っていけ。息子だけが必要だと言うテジュンサン将軍。
テジュンサン、天下のテジュンサンが…と泣くソリンギ将軍。
テジュンサン将軍との戦いを思い出すソリンギ将軍。テジュンサン将軍の涙を拭くソリンギ将軍。

キブ山の収容所で。
囚人を並ばせ、各部族の代表とテジョヨンを選び、炭鉱へ連れて行く唐兵。
洞窟の中で、テジョヨンを殺そうとする各部族の代表…、戦うテジョヨン。
洞窟が崩れそうになる…。柱を押さえ、早く避難しろと叫ぶテジョヨン。
柱を押さえるテジョヨンを殺そうとする男に、俺を殺せば、この洞窟も崩れる。殺したかったらちょっと待て。中から人が全て避難するまで…。その後に殺せと言い放つテジョヨン。

我々はお前を殺そうとした。何で自分の身を投げて、我々を助けようとしたのかと聞く男に、俺の中ではお前達が同志だというだけだと答えるテジョヨン。
黙れ、ここに集まっているヤツらは、各自、出身が違う。高句麗と百済、新羅、トルゴル、どうして同志になれると言うのかと言う男に、我々は同じ志を過ごした。ここから生きて出ること、最後まで生き残って、別れた人ともう一度会うこと、生きるためならどんな努力でもする。しかし、ひとりで生きることはしない。ここにいる捕虜と一緒に生きて出ることを願っている。覚えておいてくれ。我々の敵は唐で、我々の目標は生き残ることだ。敵と目標がはっきりしていれば、同志なのは確かじゃないかと出て行くテジョヨン。

皇后の御前に出されるテジョヨン達。
テジョヨン聞け。高句麗を再建するという目的で唐に数万の被害を与えた。その罪は重くてすぐにでも処断しなければならないところだが…、お前を生かし、唐に忠誠を誓わせようという要請を受けることにした。お前を助けたら、私の為に忠誠を誓うか。天に誓えるかと聞く皇后に、私は既に天の前に高句麗の為に死ぬと誓った。天がひとつなのにどうして二度も誓えるかと言い放つテジョヨン。

テジョヨンの前に、ポジャン王(元高句麗王)が連れて来られる。
ふたつの杯が出される。ふたつの杯の内、ひとつには酒が入っている。ひとつは毒が入っている。酒の杯を選べば助かるが、毒の杯を選べば死ぬ。残った杯はポジャン王(元高句麗王)が飲む。
お前が死ねば、お前の主人が生きる。お前が助かれば、お前の主人が死ぬ。どちらかを選べ、早く…と言い放つ皇后であった。次話へ。