韓国ドラマ「王と私」 最終回

韓国ドラマ「王と私」 最終回あらすじ(ネタばれ)です。

主演:オマンソク(キムチョソン/チョンドン役):宦官
グへソン(ユンソファ役):側室
コジュウォン(ソンジョン/チャウルサングン役):成宗王
チョングァンリョル(チョチギョム役):宦官
ヤンソンユン(薬士長)

内侍部長、今、暴君と言ったのか・・・と聞くヨンサン王に、王様は独断で忠臣を批判され、民を圧迫されているから、民心は王から離れています。王様は王としての道理を忘れ、暴君の道を行かれているのがどうして分からないのですか・・・。王様は民の為の政治をすると約束されました。しかし、どうなりましたか。宮殿では毎日宴会が・・伎生の声が響き、国法の基幹は崩れ、王室の法が破綻しました。民は震えています。これがどうして太平知性だと言えるのですか。王様はまだ遅くありません。正しいことを言う忠臣を側に置き、民達の声に耳を傾けてくださいと言い放つ内侍部長キムチョソンであったが・・・。

今回、1回だけは許してやる。出て行け・・・と言うヨンサン王に、私は王様がいつか初心を思い出されると信じておりました。心が張り裂ける思いで見てきながらも、王様を信じ待ちました。しかし、王様は、私の期待を裏切りました。忠臣と民の信頼を捨てられました。王としての道理を忘れられましたから、玉座も守れなくなるはずですと言い放つ内侍部長キムチョソンに、内侍部長は俺を裏切らないと思って来たのに、王を貶める気なのか・・・と叫ぶヨンサン王。

膝まづき、王様、前王が成し遂げた治世と母上の荘厳な犠牲をこれ以上汚さないで下さい。二人が慟哭されているはずです・・・と言う内侍部長キムチョソンに剣を向け、舌を切ると言ってもそれでも言うのか・・・と言うヨンサン王。私はすでに死を覚悟して来ましたから、何が恐ろしいと言えますか。私は幼い時、前王妃(ヨンサン王の母)に対する想いを絶つことができずに、自ら男性自身を切り、宦官になり、宮殿に入りました。前王妃も私の心を分かってくださいましたので、王を守ってくれと頼まれ、目を閉じられました。私は、もうその約束を守れなくなりましたので、この壷を壊しその罰を受けます。母上は、王様が聖君になられることを・・・と言う内侍部長キムチョソンに、母上が、お前みたいな宦官やろうとそんなことをするはずがない・・・と剣を振り下ろし切るヨンサン王。

王の道理は捨てても、人としての道理は捨てないで下さい・・・と言う内侍部長キムチョソンに、さらに剣を刺すヨンサン王であった。

チョソンの行動に感銘を受け、ヤンソンユン薬士長を中心に、暴政を止めてください・・・とヨンサン王の前で叫ぶ宦官達だが・・・。チャウォンに撲殺しろ・・・と命じるヨンサン王であった。
一方、チョソンの幻影に恐れ、俺は怖い。俺の側には誰もいない・・・とチュンジョンの前で泣くヨンサン王であったが・・・。慟哭の声まで聞こえるようになり、狂って行くヨンサン王。

街に出て、民心も聞き、科挙を通して新しい人材を登用する。伎生遊びも止め、王らしい王になる・・・とチャウォンに言うヨンサン王だが・・・。
一方、パク大臣を中心として、チンソン大君を担ぎ、兵士500でクーデターを起こす忠臣達。

宮殿に幽閉されるヨンサン王。
チョソン、お前の言うように玉座を守れなかった。しかし、チンソン大君に引き継いだから、俺はこれ以上、後悔も未練もない・・・と涙するヨンサン王であった。
一方、王として玉座に座るチンソン大君。

幽閉先に護送されているヨンサン王に会い、元王妃(ヨンサン王の母)が亡くなる前に息子にくれた証拠の品です。チョソンも王がこれを持っておられることを望むはずです・・・と飾りを渡すチョソンの母であった。

幽閉先で。
王子様・・・どこにおられるのですか・・・というチョソンの声が聞こえ、家の外に出るヨンサン王。
そこには、王子時代の自分とチョソンが・・・。
息子の道理として母の墓だけにでも礼を尽くしたいと言う王子に、母上は、王子様を王位に就かせるために自ら毒薬を飲まれました。このような母上の心がお分かりになるなら、涙を見せないで下さいと言うチョソン。分かった。泣かない・・・と言う王子に、輝かしい聖君に成ってください。母上に毒薬を飲ませた人々に対する恨みも忘れてください。それが母上の犠牲を無駄にしない道です。約束できますか・・・と言うチョソン。分かった。約束する・・・と言う王子に、この約束は王子が母上とする約束ですと言うチョソン。
今日した約束を忘れたら、チョソン、お前が思い出されてくれ・・・と言う王子に、命を掛けて王子との約束を守ります・・・と言うチョソン。
王子を負ぶって去って行くチョソンの幻影に向かって、チョソン・・・と叫び、泣くヨンサン王であった。

・・・完・・・

王と私が終了しました。チョングァンリョルの演技はやっぱりいいですね。独特のカリスマ性があって個人的に好きな俳優です。