韓国ドラマ「武神」12話

韓国ドラマ「武神」12話

キムジュヒョク(キムジュン役[金俊]:奴隷)、キムギュリ(ソンイ役)、パクサンミン(チェヤンベク役:奴隷)、イジュヒョン(キム・ヤクソン役)、ホンアルム(ウォル役:奴婢)、チョンボソク(チェウ役:チェチュンホンの息子役)、チョン・ンモ(チェヤン:チェウの弟)

フンワン寺(興王寺)で。
弟チェヤン代官の刺客が僧侶に化け、寺の中に・・・。
大僧正に会う為に、フンワン寺を訪れるチェウ代官。
門の前で、奴隷軍の兵士に、お前達はここで待て。仏陀に侍る場所だ。剣を持って中に入ろうとするのかと命じ、剣を渡し、中にパクソンビと共に入っていくチェウ代官。
キムジュン、お前はもう一度入って、守れ・・・剣はいつも持って通っているだろ。お前はいつもそうだから持って行ってもいいだろう・・・と剣を持たせて中に入るように命じる中隊長。

刺客に狙われるチェウ代官とパクソンビ将軍。
門を閉められ、多数の刺客に囲まれ・・・。
異変に気づいたキムジュンがチェウ代官の元へ・・・。
必死の形相で刺客を一掃し、チェウ代官を守るキムジュンであった。

都房、チェウ代官の部屋で。
フンワン寺ではよくやった・・・と金が入った袋をキムジュンの前に投げ、持って行けと命じるチェウ代官。俺を助けた代価だと言うチェウ代官に、代官様、私は餌のために吠える犬ではありません。私は代官様の私兵としてしなければいけないことをしただけです。当然なことをしただけなのに、どうしてこんな物を受け取ることができましょうか。(命令を)おさめてくださいと言い放つキムジュン。
言葉を間違えたみたいだ。それは代価ではなく、俺が与える贈り物だ。受け取ってくれるかと言うチェウ代官に、光栄です。そう致しますと頭を下げるキムジュンであった。

戻って行くキムジュンを呼び止めるパクソンビ。
命を救って貰ったから、酒を一杯振舞いたいのだが・・・と言うパクソンビ将軍。
一緒にパクソンビ将軍の家へ向かうキムジュン。

ソンイお嬢様の部屋で。
侍女から、キムジュンが、フンアン寺で父(チェウ代官)を助ける為に、駆けつけたこと。父(チェウ代官)から褒美をもらったことを聞き、奴隷でなくても、父に会うには、天の星をつかむより難しい。それなのに、二度も父に面会したと言うソンイお嬢様に、それは、人物がそれだけ凄いということでないですか。キムジュンが他の人より優れたことをしているから・・・と答える侍女。
それも間違ってはいない。キムジュンの奴、キムジュンの奴、自分の姿を現し始めたのね。あいつが・・・そうだわ。あいつは未来を切り開いていくみたいね。出世の道を・・・あいつが・・・と呟くソンイお嬢様であった。

パクソンビ将軍の部屋で。
酒を一杯キムジュンに勧めるパクソンビ将軍。
突然、席を立ち、キムジュンに頭を下げるパクソンビ将軍。
あわてて席を立ち、頭を下げ、これは何ですか。どうして奴隷の私にこんなことをするのですかと言うキムジュンに、この場には奴隷も将軍もないと言い放つパクソンビ将軍。
俺の言葉をしっかりと聞け。今、我々は全て同じ運命だ。俺の主君であり、お前の主君である代官様が死の道に向かっている。しかし、この苦境を避ける方法がない。弟のチェヤン代官が命を狙っていることは知っているな。閣下(チェウ代官とチェヤン代官の父)は亡くなる直前だ。この間、(閣下から)1通の密書を頂いた。そこには署名はあるが、内容がない。お前ならどうする。それで何ができると聞くパクソンビ将軍に、私は何もしりません。本当ですと答えるキムジュンだが・・・。

私は奴隷軍の奴隷ですと言うキムジュンに、お前は犬ではない。俺は見た。お前は主君の臣下であることを願ったのだ。そうだったんだろ。臣下だ。臣下。万一、俺がお前を見込み違いしたなら、この場で(自分の)二つの目をつぶす。主君の命が危ないのだ。お前が読んだ沢山の本には、歴史、数多くの人物と出来事が・・・。数多くの知恵が入っている。しかし、俺の頭には何も見えてこない。助けてくれる言葉はないか。お前は主君の状況をすべて見ているだろ。それでも黙っているつもりか。それは家臣として、罪であり、反逆だと迫るパクソンビ将軍に、そういってくださるなら。一言申し上げます。閣下が出した密書は命令書ではないですか。何をしてもいいというと答えるキムジュン。
しかし、軍をやつらが(弟チェヤン代官達)握っていると言うパクソンビに、唐のイセミンの話が思い起こされます。兄弟達が自分を排除しようとするのを知って、兄達を宮殿に呼び、門を閉めました。どんなに優れた軍隊であっても、その首領がいなくなれば意味がないという話ですと答えるキムジュン。

逆にやつらが我々を呼んでいる・・・罠にはめようと・・・と言うパクソンビ将軍に、その呼んでいる者達を我々の方に呼んではどうですか。閣下が危篤だとキムヤクソン将軍が訪ねて来られたことを知っています。しかし、主君はいかれませんでした。また、やつらは人をよこすはずです。代官様は長男なので、亡くなるまで継続して人を送ってくるはずです。その人達の大部分は閣下が重用した重要な家臣達です。その中の誰かを捕まえて、道を作るのはどうでしょうと答えるキムジュンであった。

都房、チェウ代官の部屋で。
キムジュンから聞いた話をチェウ代官に伝えるパクソンビ将軍。

次話へ。