「大王の夢」5話

「大王の夢」5話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛文王(カルムナン王)

カジャン城で。
孤軍奮闘し、百済兵と戦うカジャン城城主だったが、力尽き、大王陛下、万歳・・・と木に頭をぶつけ自害する城主。カジャン城に再進入したキムユシン。その光景をまじかで見ながら・・・百済兵の変装し、百済の将軍の幕屋に忍び込み、将軍の首に剣を向けるキムユシン。
恨みを晴らすためなら将軍はすでに死んでいる。敵将に対する礼を持って、カジャン城主の葬式を出してくれ。俺の願いを拒否するなら、首を落すと言い放つキムユシンに、将軍の名にかけて約束してやる。お前はここから生きて逃れられると思ういのかと言う百済将軍。
死を覚悟して戻って来た・・・とカジャン城の旗を持って、出て行くユシンだが・・・金色狐の配下に見つかり・・・危機一髪の所へ、鬼門の首領ビヒョンランが・・・。

カジャン城の旗をなびかせ、ソラボルに向かうキムユシン。

道端で。
兄貴・・・と駆けて来るチュンチュ。
兄貴、よく帰って来てくれた。生きてくれてありがとうと泣くチュンチュに、生きて帰ってくるという約束をどうして破れるかと言うユシン。
そこへ、新羅の兵が・・・。罪人キムユシン、百済と内通した反逆罪で逮捕すると・・・。

王の御前で。
カジャン城主と全ての民が惨殺されたのに、どうしてひとり、無事に生きて戻って来たのかと聞く大王に、私はカジャン城が陥落する直前に、城を出ましたと答えるユシン。カジャン城の城主は百済の内通者だと聞いたと言う王に、カジャン城城主は命が尽きる寸前まで降伏を拒否し、忠誠を守るために、自決しました。カジャン城の兵と民も大王の臣下として最後まで戦い死にました。彼らの死を反逆だというのは誰なのですか。大王様、旗についた血は、カジャン城主と民が大王に捧げる忠誠です。私に罪があるとすれば、カジャン城の民と最後まで戦い死ねなかったことです。その罪を問われるなら、受け入れます。代わりに、カジャン城主と民のやりきれない濡れ衣は晴らしてください。
お願いしますと言い放つキムユシンであった。
カジャン城陥落について詳しく調査しろ。考察した上で判決を出すと命じる大王。

葛文王(カルムナン王)とトンマン王女の国婚を果たすために、キムユシンを必ず反逆罪にしなければいけないとユシンの祖父に命じるサド太后。
一方、だれがなんと言っても、ユシンは貴方の血筋を引いているのです。万一、あの子に何かが起これば、私は黙っていませんとユシンの祖父に言い放つユシンの祖母。

牢獄で。
子供達は無事に連れて来たので、心配するなとビヒョンラン様が言っていました。(髪飾りを見て)その髪飾り、まだ持っていたのですかと言うポリ宮主に、まだ、渡せる情人(恋人)に出会えなかった。誰が俺みたいな罪人の情人(恋人)になってくれるというのだと言うキムユシン。
そんなことはありません。民のために命を捧げようとした方がどうして罪人になりますか。ユシン様の真実をわかってくれる女性が必ずいるはずです・・・とユシンの拳を手当てし、無事に出られることを願いますと出て行くポリ宮主であった。

王の御前で。
カジャン城の件を詳しく調査したところ、キムユシンが百済と内通した罪がないようだが、忠臣達が願うなら、キムユシンを反逆罪として処分する。しかし、その前に、王命を受けてカジャン城に出兵したが生きて戻って来た葛文王(カルムナン王)にも同じ罪を問わないといけない。忠臣達も同じように反逆罪を適用する。お前達に罪がないなら、キムユシンも潔白だということになる。キムユシンを反逆罪で処分とするというなら、お前達も罪を避けることはできない。どうする。カジャン城へ救援に向かったキムユシンの忠誠に賞を出さずに、反逆罪を適用して処刑するかと忠臣に言い放つ新羅大王。
無事に釈放され、王命で花朗(ファラン)になれることになるキムユシン。

祖父の家で。
カジャン城主から貰った剣を抜き、私は、家門のために、伽耶のために、どんなことも我慢します。必ず、父の名声を回復させてみせますと誓うキムユシンであった。

宴会で。
王の首を狙う為に、金色狐の配下が宴会に潜り込み・・・。
王とチュンチュを追い詰め殺そうとする金色狐に向けて槍を投げるキムユシン。
近くの椅子を拾い、金色狐に叩きつけるキムユシンであった。

次話へ。