「大王の夢」20話

「大王の夢」20話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)

宮殿に向かう道で。
廃皇はすぐに幽閉の地に帰り、自首しろというキムチュンチュに、チュンチュ、大王になったつもりで命令するんだな。私が従わないならどうするんだ。この場で私を斬首でもするというのかと言い放つスンマン皇后。大王に呼ばれて行くのに、何で、花朗が道を塞ぐのか。王命に逆らい、皆、死にたいというのかと言い放ち、大王の勅令を見せ、すぐに道をあけろと言い放つスンマン皇后であった。

神殿で。
陛下・・・お元気でしたかと聞くスンマン皇后に、何で反逆するのだと聞く大王。
王室を危険に貶める者達を一掃し、危ない王室を守る一心で企んだのですと言い放つスンマン皇后。
皇后復帰を命じる勅令に、印を押すように大王に言うスンマン皇后だが、反逆者皇后を復帰させることはできない。反逆者の脅迫に降伏し、自分の手で王印を押すことはないと言い放つ大王。
大王に麻薬を飲ませ、王印を押させるスンマン皇后。

神殿で。
皇后に政治を任せると忠臣達に言う大王。

皇后の御前で。
政治の失敗の責任を問い、上大等(キムユシンの祖父)、アルチョンの職位を剥奪するスンマン皇后。
スンマン皇后の配下を重職に付け・・・反逆者を監視するよう命じるスンマン皇后。

皇后の御前で。
勅令を広げ・・・ここに記載してある者は新国の逆賊だ。一人も生かすな。皆、虐殺しろと灰化に命じるスンマン皇后。勅令には、トンマン王女、キムチュンチュ・・・の名も。

宮殿で。
主君、本当に皇后と手を結び、企てを成し遂げるつもりなのですかと聞く鬼門の配下に、鬼門の志を成すためには皇后の軍隊の力を借りなければ・・・と答えるビヒョンラン。
主君の兄であるヨンチュン様とチュンチュ様を殺すことができるのですかと聞く鬼門配下に、血筋の因縁なんて、断絶して長い・・・アイツらは信頼を裏切り、鬼門の兵士を惨殺した恩讐だと言い放つビヒョンランであった。

医者を連れて、神殿に向かうトンマン王女。
そこへ、スンマン皇后の配下が・・・。
医者を殺し、王女を殺せ・・・と叫ぶスンマン皇后配下。
劣勢になり、トンマン王女を馬の後ろに乗せ、脱出する花朗だが・・・。
ビヒョンランが待ち伏せしていて・・・剣を向けるビヒョンランに、私を殺して、恨みを晴らしなさい・・・しかし、死ぬ前にお願いがあるの。皇后の犬は辞めなさい。死んだ鬼門の兵士も自分の主君が反逆者になるのを願ってはいないはずだわと言い放つトンマン王女。
トンマン王女に放たれたスンマン皇后配下の槍を防ぎ、俺の気がかわらないうちに早く行けとトンマン王女を逃がすビヒョンランであった。

チュンチュが兵を連れ・・・迎えに。

王の御前で。
麻薬中毒に陥り、幻覚までみるようになった大王は、王子に王座を譲渡することを宣布する。王子が幼く国政を見ることができないので、王子が成人するまで、皇后の摂政を命じると勅令を読む大王。

道端で。
王女、大王が王子に王の座を譲渡され・・・私に摂政を頼んだことはもう聞いているわねと言うスンマン皇后に、皇后が大王を人質にし、脅迫し、王座を奪ったという反逆罪を犯したと聞きましたと言い放つトンマン王女。王子の就任式までに降伏しなさい。そうすれば、摂政の権限で王女とアイツらの罪を許し、命だけは助けてやると言うスンマン皇后に、皇后は私を許せるかもしれないが、私は皇后を決して許すことはできないと言い放つトンマン王女。皇后の野心はこんなものだったのですか。幼い王子の摂政を盾にして、皇后が王座に付き、この国を奪うという野心のことを言っているのです。権力に対する欲望を満たすために、王室を脅迫し、忠臣を殺し、民を迫害するなんて、天が怖くないのですかと言い放つトンマン王女に、王女、黙れ。大王の命・・・摂政を侮辱するのかと言い放つスンマン皇后。
黙れ。私はこれまで、お前を大王陛下の母、王子の母として礼を尽くして来たが、もう、お前は、この国の皇后ではない。反逆集団の首領にすぎない。私は王室の王女として、臣下と民が守って来たこの国をお前みたいな逆賊に渡すわけにはいかない。忠誠を誓った民の前で宣布する。大王の譲渡を認めない。私は手に剣を持ち、お前とその反逆者と戦う。次に会えば、私の手でお前の首を切ると言い放つトンマン王女であった。

次話へ。