「大王の夢」31話 32話

「大王の夢」31話 32話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)

【31話】

山で。
百済ウィジャ王子の兵を追跡するキムユシンだが・・・。
新羅アルチョン将軍の陣営に奇襲をかける百済ウィジャ王子。

百済王と和平を結ぶことを決意したトンマン女王だが・・・。
三韓の和平なんて駄目だ。国が戦乱の危機に陥ってこそ、朝廷をこの手で掌握することができる。大王が百済との和平を成し遂げたなら、俺と俺の兵士はまた辺境守備隊の地位に落ちてしまう。俺は決して手に入れた朝廷を簡単に明け渡さないと言い、配下に信じられる兵100名を選抜し、今回の和平を壊すと誓うビダムであった。

【32話】

トンマン大王の御前で。
百済の残党を全て惨殺しましたと報告するアルチョン公。
百済王との和平を目前にしていたのに、本当に惨殺するしかなかったのかと聞くトンマン女王に、百済残党は和平を掲げながら、花朗徒首領ホリン公をを惨殺(実はビダムが百済の仕業にみせかけ、殺したのだが)しした。惨殺しなければもっと犠牲がでたはずですと答えるビダム。
キムユシンは何の罪で逮捕したのかと聞くトンマン王女に、軍令を破り、百済の王子と秘密裏に内通した罪で逮捕しましたと答えるアルチョン公。

トンマン女王の御前で。
和平は難しいと反対する忠臣達に、百済の王子が生きて戻ったから、まだ遅くはない。タンハン城の海路を開けてでも、国家間の信頼を回復すれば、戦争は防げるはずだと言い放つトンマン王女であった。

宮殿で。
大王陛下の寵愛を受けているからといって傲慢になり、軍令を破ったり、朝廷に内緒で百済の残党と内通したりしてはならないと言うビダムに、ホリン公を惨殺し、百済との和平を邪魔したのが誰か明らかにしする。俺はソイツの首を斬り、百済の和平との供え物にしてやると言い放つキムユシンであった。

百済と新羅の和平に反対する百済ウィジャ王子は、配下に、宮殿の倉庫に火を放たせ・・・。
女王を惨殺しろ・・・と奇襲をかける百済ウィジャ王子配下。
陛下・・・無事ですか。今から私が守りますとビダムとビダムの兵が到着し、全て惨殺しろ・・・と命じるビダム。逃げる百済ウィジャ王子配下。

山で百済ウィジャ王子の兵と対峙するキムユシン。
ソラブルに帰って女王に伝えろ。俺が王子でいる以上、新羅との和平はない。百済は新羅と同じ天の下にいることはない。俺は新羅を征服し、新羅王室の血を絶やしてやると言い放つウィジャ王子。

次話へ。