「大王の夢」33話 34話

「大王の夢」33話 34話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)

【33話】

トンマン女王の御前で。
夜も遅いのに何故宮殿ににいらっしゃるのですかと聞くヨンチュン公に、ユシンが逮捕されてから、心が休まらない。ユシンを助けようとすれば、ビダムを打つか、君主の権威を捨て、お願いをしなければいけない。どうしたらいいのかわからないと嘆くトンマン女王。

危機的な時期に、大王陛下の身辺を守れずに申し訳ありませんと言うチュンチュに、お前を送ってから、さびしかったのが、無事に戻ってくれて安心したと言うトンマン王女。

王座につけば、誰が真実を言い、嘘をついているか、確実に見えるのだが、君主が朝廷を覆す力がなく、キムユシンのような忠臣を追い出さないといけないなんて・・・と嘆くトンマン王女に、三韓の戦乱は避けられそうもありません。唐のためです。唐が中原との貿易を餌に、三韓の分裂をさせたなら、戦乱は避けられないからですと答えるチュンチュ。
戦乱を避けられないなら、戦ってこの国の王室と民を守ると言うトンマン女王に、キムユシンは新羅だけでなく高句麗、中原まで名声がある将軍です。戦乱が始まれば、キムユシンは、百済と高句麗の剣を防ぐ、神剣となることでしょう。キムユシンを処断するよりも、先鋒として使ってください。その道だけがこの国と王室と民を戦乱から救う方法になるはずですと進言するキムチュンチュであった。

トンマン女王の御前で。
この国のために、タンハン城を守れと臣下に命じるトンマン女王。

トンマン女王の執務室で。
トンマン王女を訪ねるチュンチュ夫婦。
朝廷に復帰させようと思うが。10年の歳月が流れたから、朝廷も反対しないだろうと言うトンマン女王に、私が復帰したら、朝廷にまた反目が起こります。戦乱を前にして、朝廷が分裂してはいけませんと言うチュンチュ。

【34話】

大耶城で。
百済が送った女の刺客ファシが新羅兵の妻となり・・・秘密工作を。
酒を飲んで通りかかったチュンチュの息子と城主の前で、夫に殴られたと・・・泣いている振りを・・・。
夫の新羅兵を呼び、拷問する城主。
実は、城主が私を気に入り、夫を裏切れといったので、私が拒否するやいなや、貴方に怒りをぶつけたみたいですと嘘をつく妻。
城主がそんなことをするはずはないと呟く夫に、小刀を抜き、私が死ねば信じてくれるのですかと抱きつく妻。獣にも満たないものに忠誠を誓うなんて・・・という夫に、百済に投降しましょうと投げかける妻。

投降した新羅兵に、食料倉庫に火をつけろ。それを信号として、大耶城を攻撃すると命じる百済の将軍。

次話へ。