「大王の夢」39話

「大王の夢」39話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)、ポブミン:チュンチュの息子

高句麗領で。
高句麗を脱出するキムチュンチュ。
高句麗のヨンゲソムンの追撃に会い・・・危機一髪のところへ・・・キムユシンが・・・。
戦おうとするヨンゲソムンとキムユシンに向かって、やめてください。兄貴とヨンゲソムンは三韓の将来を左右する人達だ。俺は二人の内、誰も失いたくない。ヨンゲソムンは、新羅に帰る道を開けてくれるはずだと言うチュンチュに、お前がこのまま逃亡するなら、俺と高句麗は天下の笑いものになってしまうと言い放つヨンゲソムン。

ここで誰かが血をながすなら、新羅と高句麗は戦争をしなければならなくなる。そうすれば、唐の皇帝の願い通りになる。本当に唐を前にして、新羅と戦争をするというのか。俺を無事に新羅に帰してくれれば、ヨンゲソムンは君子の礼を守ったという名誉を受けることになるだろう。どうする。新羅と戦争するのか。君子の名声を得ますか。全てが貴方の意思にかかっているのです。決断してくださいと言うチュンチュに、高句麗の大臣として命じる。新羅の使者を国境まで無事に送ると言い放つヨンゲソムンであった。

チュンチュの家で。
チュンチュの家に忍び込む百済の刺客ファシ。
誰の命で来たのか。百済王か、ビダム公か・・・刺客ごときが三韓の民を救うという大儀を斬ることができるのか。お前の主君に伝えろ。数万の兵でも、キムチュンチュの三韓統一は斬ることはできない。余計なことはするな。すぐに去れ・・・と刺客に言い放つチュンチュであった。

チュンチュの家で。
チュンチュ公とこの国の将来を議論しに来た。俺の手で、チュンチュ公を王位に付け、この国に新しい天を開こうと思う。チュンチュ公、俺の手を握ってくれるか・・・と手を差し出すビダムであった。

次話へ。