「大王の夢」45話
チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)
、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン
皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王
女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(
ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛
文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)、ポブミン:チュンチュの息子
ケベクに捕まり、百済に連行されるキムチュンチュ。
宮殿の前で。
ビダムの兵と対峙するトンマン女王。
ビダムは、女王不能摂政という噂を流し、民の心を動揺させ、辺境の兵士をソラブルに呼び、王座を奪う
という反逆を犯している。天にどうして二つの太陽が存在できようか。貴族達は私に忠誠の誓いを立て、
反逆者の首領であるビダムを排除するという決意をするなら、私はお前達を許す。兵士も辺境の地を守る
という責務を果たすなら、反逆罪を問わない。どうするのか・・・と言い放つトンマン女王だが・・・。
無視する忠臣と兵士達。陛下は過ぎ去った太陽であり、俺は摂政として将来王座につく太陽なのに、暗黒
の中で生きている大王にどの忠臣が忠誠を誓うというのですか・・・と言い放つビダム。
暴君とビダムのどちらが新羅を率いていくべきだと考えるのか。誰が新羅の大儀を成し遂げられると考え
るのかと叫ぶビダムに、女王不能摂政の大合唱が・・・。
俺は民から選ばれた新羅の最初の王になる。大王の権威はすでに崩壊しているのだ。民の心を収拾すべき
、王座から退かなければならなないのに、スンマン王女に、王位を継承し、自ら墓を掘ったのだ。まだ、
遅くはない。摂政(ビダム)に王座を明け渡し、退いてください。それだけが、この国を守れる唯一の方法
だと言い放つビダムであった。
百済王の御前で。
お前の首を斬り、死んでいった百済の兵士の恨みを晴らす。最後に言いたいことはあるかと言う百済王に
、それが大王陛下の志なら処罰に従います。私の死で、新羅と百済の民が戦乱で苦しむことがないように
祈るだけですと言うチュンチュ。
罪人キムチュンチュを処刑しろと言う百済大王の合図で、剣をチュンチュめがけて、振り下ろすケベクだ
が・・・。
チュンチュの首の皮一枚で剣が止まり、これで、罪人キムチュンチュは死んだ。俺はお前に対する恨みを
晴らしたことにすると言う百済王に、大王陛下、何で私を生かしてくれたのですかと聞くチュンチュ。
お前に対する新羅女王の寵愛が俺の恨みを折った。俺は新羅女王の信義を信じる。キムチュンチュを新羅
国境まで送れとケベクに命じる百済大王であった。
次話へ。