馬医(マイ) 47話 48話

馬医(マイ) 47話 48話

主演:チョスンウ(ペククァンヒョン役:馬医、医師)、イヨウォン(カンジニョン役:女医)、ソンチョンミン(イミョンファン役:カンジニョンの養父、医師)、ユソン(チャンインジュ役:女医)、イサンウ(イソンハ役:イミョンファンの息子)、イスンジェ(コジュマン役:医師)、ハンソンジン(ヒョンジョン王役:朝鮮18代王)、キムソウン(スッキ王女役)、チョンノミン(キムドジュン役:ペククァンヒョンの父)、チャンフィユン(ユンテジュ役:医師)、馬医チュギペ、サアム師匠

【47話】

ペククァンヒョンの父、カンドジュンの墓の前で。
他の選択をすれば・・・一番大事にしていた友が・・・想っていた女性が・・・師匠が・・・今の俺の傍にいてくれたはずだ。お前だけに言うけど・・・辛い・・・それだけはとても辛いと後悔するイミョンファン。
カンドジュンとの思い出を走馬灯のように思い出しながら・・・鍼で自害するイミョンファンであった。

スッキ王女部屋で。
こんな私をまだ友だと言ってくださってありがとうございますと言うジニョンに、何をさびしいことをいっているの。お前がどうしたというの。お前が平民でも、奴隷の身分でも、何の関係があるというの。そんなこと関係ない。お前は私の友よ。世間に二人といない私の大切な友なのよ。人が貴い、卑しいかは身分とは関係ないわ。私はお前からそれを学んだのよ。人が持っているものじゃなく、心を見ることだと・・・皆、お前にならったのよ。なのに、お前が弱気を吐いたら、どうするの。お前がそんなことを言ったら・・・私はどうしたらいいの。絶対に弱音を吐いたらだめよ。お前はどんなことがあっても、私の友だわ・・・と言い放ち、ジニョンの手を握るスッキ王女であった。

【48話】

皇帝陛下の御前で。
カンジニョン女医を免罪できる名分があれば、処分を撤回できますか。私の養父であり、カンジニョン女医の父であるペクソックが免罪されるのであれば、どうなりますか。今からでも免罪され、奴隷の身分から逃れられるなら、カンジニョンもそう免罪されるのではないですか。免罪されるべき貢献をしていたなら、誰にも言えなかったが、命を掛けて成し遂げた重要な事があるのです進言するペククァンヒョン。

チャンインジュ女医と共に、それは捕庁日誌と治療日誌を皇帝陛下に渡し・・・それには24年前の小賢世継王子がなくなった時の記録が詳細に書かれています。今の首医(イミョンファン)がイヨンエキを殺し、ペクソックはその全ての事実を知り、それを明らかにしようとした為に、罪を被せられ、死に至ったのです。私の養父(ペクソック)はその事の為に、大切な娘と別れ、悔しい死に至らしめられました。まさに、その事実を知り、罪を犯した者を告発しようとしたという理由で・・・陛下・・・私は陛下に全ての真実を明かしてくださいといっているのではありません。大きな問題で解決できないというのもわかっています。どうか、カンジニョン女医に下された処分だけでも撤回してくださいと頼むペククァンヒョンとチャンインジュ女医であった。

臣下の前で。
カンジニョンの処分を撤回する皇帝陛下。
反対する臣下達。
殺人罪を告発した奴隷の身分を解放した前例があったと聞いたが、間違っていないかと聞く皇帝陛下に、世宗大王の記録から見つけました。人殺しの犯人を告発する者は身分のあるものは三段階アップさせ、万一、その者が奴隷の身分であれば、奴隷の身分から解放せよと命じると・・・殺人を告発したのがペクソックであった。よって、この前例に従い、殺人犯を告発したペクソックを奴隷の身分から解放するのが十分な名分があると思うのだが・・・と臣下に言い放つ皇帝陛下であった。

次話へ。