「奇皇后」23話 24話

「奇皇后」23話 24話

ハジウォン(キスンニャン役:高麗出身で元国の皇后)、チュジンモ(ワンユ役:高麗の国王)、チチャンウク(タファン役:元国の皇帝)、ペクチニ(タニシルリ役:ヨンチョルの娘、タファンの正室)、キムソヒョン(ファンテフ役:タファンの叔母)、チョンクァン(ヨンチョル役:元国最高の功臣)、イジェヨン(ワンゴ役:高麗王族出身の功臣)、キムヨンホ(ペクアン役:元国右丞相)、イムンシク(パンシヌ役:高麗王の宦官)、ユンヨンヒョン(チョンバキ役:高麗王配下)、キムチョンヒョン(タンギセ役:ヨンチョルの長男)、チンイハン(タルタル役:ペクアンの甥)、チャドジン(タプチャヘ役:ヨンチョルの次男)、キムミョンス(カジオ役:軍長、スンニャンの父)

【23話】

洞窟で。
私がお前を守るから・・・と子供を一人で生むスンニャン。
無事に生まれて来てくれてありがとう・・・と。
そこへ、追っ手が・・・。
逃げるスンニャンだが・・・。
崖に追い詰められ・・・。
剣で斬られ、矢で射られ、崖から落ちるスンニャンであった。

小屋で。
仲間に助けられるスンニャン。
額が胸元に入っていて、矢が身体に貫通するのを間逃れたのだ。
赤ん坊がいないことに気がつき、赤ん坊を探しに川に探しに行くスンニャン。
泣き叫びながら、死んでいない・・・と赤ん坊を探すのだが・・・。
見つけることができず・・・。

寺で。
一方、子供を産む為に寺にいるタニシルリ皇后だが・・・子供は生まれないと医師に言われ・・・。
配下にどこからか、赤ん坊を連れて来いと命じるタニシルリ皇后。
そこへ、寺の僧侶が赤ん坊を連れてきて・・・実はスンニャンの赤ん坊なのだが・・・。
しばらく、私が抱いていると僧侶から奪い・・・この赤ん坊は私が貰う。私がこの赤ん坊の母だと言うタニシルリ皇后に、僧侶達が既に赤ん坊の正体を知っていますと反対する配下。
死人は話さない・・・この寺にいる僧侶は3人だけだわ。毒殺しろ・・・と配下に命じるタニシルリ皇后であった。

【24話】

奴隷商人の牢獄で。
額の中から、元の皇帝の血書を発見するスンニャン。

奴隷商人の奴隷オークション会場で。
3,000両で、スンニャンを競り落とすペクアン将軍。
兵士の1年分の食料ですと言うタルタル将軍に、スンニャンが我々を救ってくれた代価だと思えと言い放つペクアン将軍。

ペクアン将軍の執務室で。
側室決定選考会に私を送ってください。世界のどこにも私ほどヨンチョルに恨みを持つ者はいません。必ず成し遂げます。許可してください・・・と元の皇帝の血書を差し出すスンニャンであった。

刺繍を習い、楽器を習い、踊りを習い、側室決定選考に備えるスンニャン。
側室選考会に出席する女達は元国最高の家門から来るのだ・・・今でもあきらめろとスンニャンに言うタルタル将軍だが・・・努力し続けるスンニャン。

タルタル将軍の執務室で。
孫子の兵法と呉氏の兵法とどちらが優れていると思いますかと聞くスンニャンに、何でお前が兵法を学ぶんだと聞くタルタル将軍。
宮殿にいる時に、宮殿で起こる戦いが戦場と同じだと思ったからですと答えるスンニャンに、正しい、正しくないというものはないと答えるタルタル将軍。では、どちらが優れた兵法ですか。呉氏は軍隊の育成に力をいれ、孫子は敵にスパイを送ったり、敵の力を利用しろと言っていますと聞くスンニャンに、実践では孫子の兵法を利用する。強い軍を作るには時間とお金が掛かるからだと答えるタルタル将軍。
それを知っていながら、何で私が側室になることを反対するのですか。ヨンチョルと対決する為に軍隊を養成することは呉氏の兵法、私が側室になってヨンチョルを撃つことは孫子の兵法。宮殿の中も戦場です。本当の勝利を願うなら、反対しないでくださいと言い放つスンニャンであった。

スンニャンの部屋で。
韓非子だ。必ず読まなければいけない一冊だ。俺がどうしてお前に読ませようとしたのかそれを探し出せと言い放ち、去って行くタルタル将軍。

タルタル将軍の執務室で。
韓非子には何が書いてあったと聞くタルタル将軍に、人の心を読む方法が書いてありましたと答えるスンニャン。
答えに驚き、論語を出し、この本の真意も把握しろと言うタルタル将軍。

城の中を歩きながら・・・。
論語には何が書いてあったと聞くタルタル将軍に、人を治める方法が書いてありましたと答えるスンニャン。
驚き、もう、本は読むな・・・と言い放ち、去って行くタルタル将軍。

宮殿に籠で向かうスンニャン。
ワンユ元高麗王のことを思い涙を流すスンニャン。
これが陛下のために流す最後の涙です。力のない高麗の民のために、必ず王に復帰してください。私は今から私の道を進みます。父と赤ん坊と同僚を奪ったアイツらに復讐してみせます・・・と決意するスンニャンであった。

キヒャンです。遅刻してすみません・・・と宮殿に入るスンニャン。

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