「奇皇后」26話

「奇皇后」26話

ハジウォン(キスンニャン役:高麗出身で元国の皇后)、チュジンモ(ワンユ役:高麗の国王)、チチャンウク(タファン役:元国の皇帝)、ペクチニ(タニシルリ役:ヨンチョルの娘、タファンの正室)、キムソヒョン(ファンテフ役:タファンの叔母)、チョンクァン(ヨンチョル役:元国最高の功臣)、イジェヨン(ワンゴ役:高麗王族出身の功臣)、キムヨンホ(ペクアン役:元国右丞相)、イムンシク(パンシヌ役:高麗王の宦官)、ユンヨンヒョン(チョンバキ役:高麗王配下)、キムチョンヒョン(タンギセ役:ヨンチョルの長男)、チンイハン(タルタル役:ペクアンの甥)、チャドジン(タプチャヘ役:ヨンチョルの次男)、キムミョンス(カジオ役:軍長、スンニャンの父)
タルタル将軍。

宮殿で。
ひとりずつ陛下に近づいてくださいと言う宦官。
ひとりずつ陛下の元に向かう候補者達。
宝石の袋だけが渡されていく・・・。
スンニャンの番が・・・。

花束をタファン元国皇帝から受け取るスンニャン(奇氏)
今回、合格点を出した候補は一人だけ(スンニャン)です。結果に従い帰りなさい・・・と他の候補者に話す皇太后。

奇氏側室選抜競技で優秀な成績をおさめた。正五品の位を与える・・・とタファン元国皇帝の勅旨を受ける奇氏(スンニャン)

タファン元国皇帝の寝室で。
まだ、自信がないのですか。逃げるなんてとても卑怯です。何で、私がまた宮殿に戻って来たか、わかりますか。ひとりだけ生き残ったことがとても情けなくて。私のために死んだ人達に謝罪するために、戻って来たのです。ところが陛下は無能という言い訳で、ひとりだけ生き残ろうとしていますと言う奇氏(スンニャン)に、何で大宰相が側室を許可したのかわかるか。王位継承の為に城主達の娘達を宮殿に置き、王位継承に反対する城主の首を斬るためだ。俺ひとりだけ馬鹿のふりをすれば、俺だけが退けば、宮殿に血の雨が降らなくて済むから・・・と話すタファン元国皇帝。

タファン元国皇帝に読んで見てくださいと前国王の血書を見せる奇氏。
父上の字に間違いない。何と書いてあるのだと聞くタファン元国皇帝に、自分で読んでください。父上が血で書きながら伝えようとしたことです。その意味を(心に)刻むには文字を習って読まなければなりません。陛下のもとに人を集め、人が集まれば、ヨンチョルに奪われた王印を取り戻さなければいけません。w私が手助けをしますと言い放つ奇氏であった。

奇氏の部屋で。
顔を洗う水を持ってくる侍女達。
香りがいいわね。どんな水なのと聞く奇氏に、皮膚にいい水ですと答える侍女。
水をすくおうとして、タルタル師匠の言葉を思い出す奇氏。
側室の顔をひどくさせる方法がよく使われる方法のひとつですとそれに使われる毒草の香を覚えたことを・・・。香りを嗅ぎ、毒草が使われたことに気がつく奇氏。近くに来なさいと侍女を呼び、侍女に水をかける奇氏。怖がる侍女達に、皮膚にいい水を何でそんなに怖がるのだと責め立てる奇氏。

奇氏の部屋で。
食事が運ばれて来て、ご飯を食べる奇氏。
食べたご飯から、ガリ・・・と音がする。ご飯の中には石やゴミが・・・。
食事はしたのかと聞く奇氏に、まだですと答える侍女。
苦労してるわね・・・とゴミの入ったご飯をスプーンですくい、侍女に食べなさいと差し出す奇氏。
私も宮女出身だから、お腹がすく苦労はわかるわと勧める奇氏に、お腹がすいていませんと答える侍女。私の誠意を無視するのか。拒絶するということは、このご飯の中に何が入っているか知っているということだ。このご飯を食べなければ、私を貶めた罪で鞭打つと言い放つ奇氏。

タニシルリ皇后の招集が・・・。
この女の服を脱がせろ。今日は私の母の忌日だから、装飾はするなと伝えたのに・・・と言うタニシルリ皇后に、何も聞いていませんと答える奇氏だが・・・。
私と母を貶める気か・・・と奇氏を鞭打つタニシルリ皇后。背中から血がにじみでて・・・。
悲鳴ひとつあげない奇氏。私の言葉は即ち内命婦(ネミョンブ)の法律だ。誰でも私の命令を破れば、審判すると言い放つタニシルリ皇后。宮殿がどんなところなのか、わかったかと言うタニシルリ皇后に、いい教えを教えて頂き感謝しますと言い放つ奇氏であった。

奇氏の部屋で。
お前達は装飾をするなという皇后陛下の命令を私に伝えなかった。それどころか、普段よりも華やかに装飾した。誰がやらせたと聞く奇氏に、何のことかわかりませんと答える侍女。
鞭を懐から出し、知らない・・・お前達には何の罪もない。上から命令されたからどうしようもないことだ。しかし、今、知らないと言った瞬間、罪を犯してしまった。嘘をついた罪・・・と侍女を鞭打つ奇氏。ヨンサングンが命じて・・・どうしようもなくと答える侍女。今、ここで選べ。皇后の前で事実を話せと・・・私の後ろには皇帝陛下がいるのだ・・・と侍女に言い放つ奇氏であった。

タファン元国皇帝の御前で。
こないだは、皇后陛下に大きな失礼を致しました。私に罪を着せたのがヨンサングンでした。私に装飾させろと言ったのが誰だか言えと侍女に命じる奇氏。ヨンサングンですと答える侍女。
ヨンサングンは皇后陛下と側室達の仲を裂こうとしました。罪を償わせなければ、誰も皇后陛下を尊敬し、従うことはできないでしょう。ヨンサングンを鞭打ち内命婦(ネミョンブ)の首領だということを示さないといけませんとタニシルリ皇后に言い放つ奇氏。奇氏の言う通りにしろと命じるタニシルリ皇后。

宮殿で。
陛下(タファン元国皇帝)が側にいるだけで大きな力となりました。これからは無能だなんて言わないでくださいとタファン元国皇帝に話す奇氏。

タニシルリ皇后が送り込んだ侍女は全て奇氏のもとを逃げ出し・・・。
高麗出身の宮女達が奇氏の侍女に・・・。

宮殿で。
側室達に、漢薬を飲ませるタニシルリ皇后。
飲まない奇氏に、私を貶めるのか、早く飲め・・・と言い放つタニシルリ皇后だが・・・。

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