「奇皇后」34話

「奇皇后」34話

ハジウォン(キスンニャン役:高麗出身で元国の皇后)、チュジンモ(ワンユ役:高麗の国王)、チチャンウク(タファン役:元国の皇帝)、ペクチニ(タニシルリ役:ヨンチョルの娘、タファンの正室)、キムソヒョン(ファンテフ役:タファンの叔母)、チョンクァン(ヨンチョル役:元国最高の功臣)、イジェヨン(ワンゴ役:高麗王族出身の功臣)、キムヨンホ(ペクアン役:元国右丞相)、イムンシク(パンシヌ役:高麗王の宦官)、ユンヨンヒョン(チョンバキ役:高麗王配下)、キムチョンヒョン(タンギセ役:ヨンチョルの長男)、チンイハン(タルタル役:ペクアンの甥)、チャドジン(タプチャヘ役:ヨンチョルの次男)、キムミョンス(カジオ役:軍長、スンニャンの父)
タルタル将軍。

宮殿で。
反対に、陛下を守れなかった奇氏と護衛宦官に罰を与えなければいけないと主張するタナシルリ皇后。
連行される奇氏・・・。

そこへ、タファン皇帝が・・・。
奇氏は罪人ですというタナシルリ皇后に、何の罪だというのかと聞き返すタファン皇帝。
陛下を守れなかったから、罰を受けるのは当然だと言うヨンチョル大宰相に、奇氏は俺を助けた。口で(患部の)毒を吸い、俺を助けてくれたのだ。だから、これ以上、ごちゃごちゃ言うなと言い放ち、奇氏を連れて行くタファン皇帝だが・・・。
まだ、身体は回復しておらず、部屋を出るなり、倒れるタファン皇帝。

懐妊する奇氏。

辺境守備隊陣営で。
辺境守備隊の隊長に就任するワンユ元高麗王。
自分から出て行くように仕向けろ・・・と元隊長ウォンジン将軍に指示するヨンチョル大宰相。
軍人は軍令と命令によって動くと言うワンユ隊長だが・・・背を向ける兵士達。
10年間、ただひとりの者の命に従って来ました。誰の命令でも受けませんと言うウォンジン将軍。
命令に従わない者は軍令ではどう処理するようになっているのかと聞くワンユ隊長に、首をはね、門につるすことになっていますと答えるワンユ配下。
お前に命令する。これからの全ての命令は俺が出す。俺の命令に命をかけて従えと兵士達に伝達しろ。命令だと言い放つワンユ隊長。動かないウォンジン将軍。コイツの首をはねろと配下に命じるワンユ隊長。
ウィンジン将軍を守る兵士達。首を斬るというなら、辺境守備隊全員の首をはねなければならないと言い放つウォンジン将軍。大宰相の言葉通り、凄い奴だな。お前なら部隊を任せてもよさそうだ。俺の護衛をしっかりとしろ・・・と言うワンユ隊長。

執務室に案内するウォンジン将軍。
ウォンジン将軍を膝ま付かせ、お前は既に俺の命令を破った。言いたいことはあるかと言うワンユ隊長に、俺の首を斬って、門に吊るしてみろと言い放つウォンジン将軍。
それが、お前の望みなら・・・とウォンジン将軍を門まで連行するワンユ隊長。
こんなことをして俺の兵士達を得れるとでも思っているのですかと言うウォンジン将軍に、俺の命令に従わない兵士達は、いらない。俺を拒否する兵士達は、今、出て行ってもいいと言い放つワンユ隊長。
剣を捨て、出て行く兵士達。
兵士を募集しろ。他の条件はいらない。ただ、俺の命令に従う者だけが必要だ・・・と配下に言い放つワンユ隊長であった。

宮殿で。
懐妊し、正三品の位をタファン皇帝から受ける奇氏。

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