「奇皇后」37話

「奇皇后」37話

ハジウォン(キスンニャン役:高麗出身で元国の皇后)、チュジンモ(ワンユ役:高麗の国王)、チチャンウク(タファン役:元国の皇帝)、ペクチニ(タニシルリ役:ヨンチョルの娘、タファンの正室)、キムソヒョン(ファンテフ役:タファンの叔母)、チョンクァン(ヨンチョル役:元国最高の功臣)、イジェヨン(ワンゴ役:高麗王族出身の功臣)、キムヨンホ(ペクアン役:元国右丞相)、イムンシク(パンシヌ役:高麗王の宦官)、ユンヨンヒョン(チョンバキ役:高麗王配下)、キムチョンヒョン(タンギセ役:ヨンチョルの長男)、チンイハン(タルタル役:ペクアンの甥)、チャドジン(タプチャヘ役:ヨンチョルの次男)、キムミョンス(カジオ役:軍長、スンニャンの父)
タルタル将軍。

宮殿で。
剣を抜き、この剣で、俺も死を覚悟して戦う・・・生きて、ヨンチョルを殺し、この栄光を皆で分かち合おう・・・と配下に命じるタファン皇帝だが・・・。
ヨンチョルと酒を飲むことになり・・・。

ヨンチョルの兵とペクアン将軍の兵が衝突する・・・。
城壁を登ろうとする兵士に、油と火矢を放つヨンチョルの兵。
城門を開ける為に、城門内でヨンチョルの兵と戦うワンユ元高麗王の兵。
死ぬな。機会は1回しかない・・・と城門を開ける為に、突撃するワンユ元高麗王と配下。
城門を開けることに成功するワンユ元高麗王配下。

宮殿で。
皇帝、奇氏、側室、全てを殺せ・・・と配下に命じるヨンチョル大宰相。
一人、玉座に座り・・・これが本当に天の意志なら拒む必要はない。このヨンチョルが皇帝になります。大帝国の栄光をお見せします・・・と叫ぶヨンチョル大宰相。

エクチョン宮で。
攻めて来るヨンチョル宰相配下。
壁を登って来る兵士に、弓矢を浴びせ、戦うタファン皇帝配下。
あきらめるな。最後まで戦え・・・叫ぶタファン皇帝。
危機一髪の所へ、ペクアン将軍が到着し・・・。
ヨンチョルの兵に命じる。今から剣を捨て、投降する者は助ける。しかし、継続して、陰謀に加担する者は妻、子、そして、父母、兄弟に至るまで全ての親戚を探し出し、殺すと言い放つタファン皇帝。
剣を捨てろ。王の命だ。早く、剣を捨てろ・・・と言うタファン皇帝。
剣を捨てるヨンチョルの兵達。ヨンチョルの息子、タプチャヘを切り捨てるペクアン将軍。

牢獄で。
陛下、俺が死ねば。陛下がこの国の主人になれると思っているのですか。俺が死んでも、他のヨンチョル達が出てくるから。地の雨は終わらないのです。王室に平和は訪れないのだと言うヨンチョルに、俺を皇帝として崇めない者は全て殺すと言い放ち出て行くタファン皇帝。
どうやって皇帝をあんなに変えることができたのだと聞くヨンチョルに、陛下を変えたのは、私ではなく。大宰相です。大宰相の残虐性が陛下の恐れを怒りに変えたのですと答える奇氏。

タファン皇帝の御前で。
大罪人のヨンチョルは、父を殺し、私も殺そうとした。この場で、死刑を命じる・・・と言うタファン皇帝に、死ぬ前に、忠告しておきましょう。陛下は、奇氏を側においてはいけません。大元帝国は、奇氏が滅ぼすでしょう。陛下はまたカカシに戻ります。皇太后も気をつけなさい。このヨンチョルを食った奇氏が皇太后を食えないとでもいうのですかと言い放つヨンチョル。
死ぬのは怖くないが、この大元帝国が、高麗女のスカートの下になろうとは、我慢できない・・・と言うヨンチョル。早く処刑しろ・・・と叫ぶタファン皇帝の命で、ヨンチョルの首を絞め処刑するペクアン将軍。奇氏を指差すヨンチョルに、心の中で、ヨンチョル、今日はお前にいいことを教わった。私の息子を皇帝にし、この国の皇后になる。私の周辺に高麗人を配置し、私が直接、陛下を統治する・・・と誓う奇氏であった。

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