「奇皇后」39話 40話

「奇皇后」39話 40話

ハジウォン(キスンニャン役:高麗出身で元国の皇后)、チュジンモ(ワンユ役:高麗の国王)、チチャンウク(タファン役:元国の皇帝)、ペクチニ(タニシルリ役:ヨンチョルの娘、タファンの正室)、キムソヒョン(ファンテフ役:タファンの叔母)、チョンクァン(ヨンチョル役:元国最高の功臣)、イジェヨン(ワンゴ役:高麗王族出身の功臣)、キムヨンホ(ペクアン役:元国右丞相)、イムンシク(パンシヌ役:高麗王の宦官)、ユンヨンヒョン(チョンバキ役:高麗王配下)、キムチョンヒョン(タンギセ役:ヨンチョルの長男)、チンイハン(タルタル役:ペクアンの甥)、チャドジン(タプチャヘ役:ヨンチョルの次男)、キムミョンス(カジオ役:軍長、スンニャンの父)
タルタル将軍。

【39話】

宮殿の書庫で。
ワンユ高麗太子と秘密裏に会う奇氏。
今までは父の恨みを晴らす為に生きて来ました。これからは、ここにいる高麗人の為に、自分自身の為に戦います。私を皇后にしてください。私の息子を皇帝にし、ここで一番高い地位に這い上がらなければなりません。私と手を組んで貰えますか・・・とワンユ高麗太子に要請する奇氏。ヨンチョルの秘密財産を奪い、権力を手に入れる考えですと話す奇氏。

皇太后とペクアン大宰相の計略で側室で入ったペクアンの姪が皇后に即位し・・・
一方、与えられたフンドク殿に秘密の隠し部屋を作る奇氏。

宮殿で。
息子を抱き、お前を皇后にする。アユを皇太子にする・・・と誓ったタファン皇帝の言葉を思い出しながら、心配しないで、必ず貴方を守って、この国(元国)の皇帝にする・・・と誓う奇氏であった。

一方、ペクアン大宰相の命で、ヨンチョルの秘密財産を探すタルタル将軍だが・・・。
アユ太子が毒殺の危機に陥ったと聞き、皇后を訪ねるタルタル将軍。
お前が幼い時、伯父と一緒に過ごしたことがあったな。だから、誰よりもお前を知っている。二度とそんな事をするな。赤ん坊の太子を毒殺するなんて、人間のすることか。幼い時、誰よりも嫉妬深くて、残忍だった・・・と言うタルタル将軍に、そうよ。私がやったのよ。殺そうと思えば殺していたわ。少しだけ、少しだけ、思い知らせてやろうと・・・私はこの国の皇后よ。奇氏なんかに皇帝を奪われるくらいなら、ここには来なかったわ。見ていらっしゃい。奇氏を追い出し、どうやって皇帝を奪うのか・・・と言い放つ皇后。
内命婦(ネミョンブ)のことには干渉しません。しかし、皇后の行いが家門に影響を与えるなら、私が黙っていないと皇后に言い放ち、去って行くタルタル将軍であった。

タルタル将軍が集めたヨンチョルの隠し財産に関する資料を密かに配下に持ち出させ、全て写す奇氏。

一方、奇氏が配下に持って返させた書類の配置を見て、秘密財産に関心がある者がこの宮殿にもう一人いるんだな・・・と微笑むタルタル将軍。

【40話】

宮殿で。
秘密財産に関心がある理由は何ですか。誰かが私の執務室に進入し、ヨンチョルの財産に関する書類だけ触りましたと聞くタルタル将軍に、私だと考える理由はと聞き返す奇氏。
奇氏様しか関心を持つ人はいないからですと言うタルタル将軍に、では、何で私が関心があるかその理由を知っているはずですがと聞き返す奇氏。直接、奇氏様から聞きたいと言うタルタル将軍に、王室に関わる財産だから当然ですと答える奇氏。
書類が必要なら次からは私に正式に招請してくださいと言い放つタルタル将軍であった。
問題なさそうですねと言う配下に、私が唯一心の中がわからない方だから・・・と注意するようにタルタル将軍。

宮殿で。
高麗村で子供達が歌っている歌詞から秘密財産の隠し場所を見つけ出す奇氏。
その場所は・・・。

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