「獬豸(ヘチ)」10話

「獬豸(ヘチ)」10話

チョン・イル(延礽君・ヨニングン役:後の英祖王)、クォン・ユル(パクムンス役:監察官)、コ・アラ(ヨジ役:茶母・歩く人間兵器)、パク・フン(タルムン役:ならず者組織の頭目)、イ・ギョンヨン(ミン・ジノン役:西人老論(ソインノロン)勢力の頭目)、チョン・スノン(チュ・ヨンハン役:司憲府(サホンブ)の監察官)、チェ・ミンチョル(ユンヒョク役:クムスジョ派の代表・司憲府(サホンブ)監察官)、チョン・ペス(チャンダル役:司憲府(サホンブ)監察官)、アン・スンギュン(アボン役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・チョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・スンヒョン(朝鮮20代王・粛宗(キョンジョン)王)、ナム・キエ(インウォン王后)、ノ・ヨンハク(延齢君(ヨルリョングン)役)、ソン・ジシン(セジャピン:粛宗(キョンジョン)王の正室)、ノ・ヨンハク(延齢君・ヨルリョングン役)、チョン・ムンシン(密豊君・ミルプングン役)、ハン・サンジン(ウィ・ピョンジュ役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・ジョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・サジン(ウイ・ピョンジュ役::司憲府(サホンブ)監察官、ト・ギソク(ケドル役)、キム・ジョンス(イ・イギョム役:西人老論(ソインノロン)、パク・ジョン(チョホン役:側室)、イ・ウォンジェ(キム・チャンジュン役)、イム・ホ(イ・グァンジャ役:少論)

 

幼い娘の人身売買事件の調査を任せられるヨジとパクムンス監察官。

妓房で。
清国への人身売買の本拠地である妓房に潜り込み調査を開始するヨジ達だが・・・。
頭目にばれ・・・。

一方、両班の殺人現場に居合わせたヨニングン。
殺人犯の容疑を掛けられ・・・ウイ・ピョンジュ監察官に見られ・・・。

司憲府で。
女だったのか・・・私が聞いた言葉は何ですか。世継王子は犯人を見ましたよね。貴方が犯人でないなら・・・。誰をかばっているのか、何で嘘をついているのか。明らかにできないなら、本人は貴方になりますとヨニングンに迫るウイ・ピョンジュ監察官に、そうして見ろと言い放つヨニングン。

義禁府の役人がヨニングンを引き渡せと・・・。
ヨジを抱き寄せ・・・。
俺が見たのは殺主(主人を殺害する為に集まった奴隷組織)という入れ墨だった。そして、幼い女の子だった。お前が探してくれ・・・と秘密裏にヨジに伝えるヨニングン。

世継王子の部屋で。
俺の考えが正しければ、殺主組織がまた組織されたとヨジに話すヨニングン。

王の部屋で。
何があったのだ。俺は信じているのに、お前は俺を信じられないのか。お前を助けたいと言う王に、殺主という言葉を覚えていますか。全てを見たのに、私が沈黙したのは、殺しをしたのが幼い少女だったからです。それでもそうしなければいけないのは、あのように幼い少女が殺人を犯さなければいけなかった理由を知りたかったからです。私の流れている奴隷の血のためかもしれません。何で手に剣を持たなければいけなかったのか。彼等の罪を問う前に、先にそれを知りたかったのですと言うヨニングンであった。

殺人を犯した少女を見つけるヨニングン。
俺はお前が両班を殺すのを見た。そして、お前の身体に刻まれた殺主という恐ろしい言葉も見た。しかし、お前を捕まえて罰する前に、お前がそうしなければならなかった理由を知りたかった。お前を助ける為に・・・と言うヨニングンに、助けるって、どうやって。同じ両班でしょ。我々がこうなったのも貴方達のせいなのに・・・清国売られる。ここで家族と暮らしたかっただけなのに・・・と言う少女。

王の御前で。
その娘がそう言ったのか。売られずに、ただ朝鮮の地で家族と暮らしたいだけだと・・・と聞く王に、殺人を犯した彼女の罪を問わざるをえません。しかし、その前に一緒にその手に剣を持たせたこの国も正してくださいと言うヨニングン。

司憲府裁判場で。
裁判に掛けられようとするヨニングン。
ちょっと待った・・・と殺主の少女を連れて、ミン・ジノン大監が入って来る。

 

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