「獬豸(ヘチ)」6話

「獬豸(ヘチ)」6話

チョン・イル(延礽君・ヨニングン役:後の英祖王)、クォン・ユル(パクムンス役:監察官)、コ・アラ(ヨジ役:茶母・歩く人間兵器)、パク・フン(タルムン役:ならず者組織の頭目)、イ・ギョンヨン(ミン・ジノン役:西人老論(ソインノロン)勢力の頭目)、チョン・スノン(チュ・ヨンハン役:司憲府(サホンブ)の監察官)、チェ・ミンチョル(ユンヒョク役:クムスジョ派の代表・司憲府(サホンブ)監察官)、チョン・ペス(チャンダル役:司憲府(サホンブ)監察官)、アン・スンギュン(アボン役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・チョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・スンヒョン(朝鮮20代王・粛宗(キョンジョン)王)、ナム・キエ(インウォン王后)、ノ・ヨンハク(延齢君(ヨルリョングン)役)、ソン・ジシン(セジャピン:粛宗(キョンジョン)王の正室)、ノ・ヨンハク(延齢君・ヨルリョングン役)、チョン・ムンシン(密豊君・ミルプングン役)、ハン・サンジン(ウィ・ピョンジュ役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・ジョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・サジン(ウイ・ピョンジュ役::司憲府(サホンブ)監察官、ト・ギソク(ケドル役)、キム・ジョンス(イ・イギョム役:西人老論(ソインノロン))

宮殿で。
ミルプングンが王の養子になろうとしているのか・・・と慄くミン・ジノン大監。
そこへ、ヨニングンが・・・。
王子がひとり必要じゃないか・・・と。
今から始まるんじゃないですか。王の次の後継者。私は卑しい血が流れていても王子です。王になる夢でも見た方がいいと大監がおっしゃったじゃないですか。忠告通り、夢でも見てみようかと思って・・・ミルプングンより私の方が乗りやすいでしょとミン・ジノン大監に言うヨニングンであった。

王の御前で。
王と明の使節団の前で、扇の舞を踊るミルプングン。

ミン・ジノン大監の家で。
ミルプングンに関する全ての情報、ヨニングンがこの1年間何をしたのか、何をしているのか、全て調べろ。ミルプングンよりもヨニングンが危険ということもありえるとタルムン頭目に依頼するミン・ジノン大監であった。

 

狩場で。
明の使節団大監とヨルプングンが狩りに・・・。
銃で鹿を撃つよう使節団大監に勧めるミルプングンだが・・・初めてだから・・・と躊躇する使節団大監・・・じゃ、俺が撃つと銃を取り合う内に、天に向けて発砲され・・・馬が驚き、落馬する使節団大監・・・驚いた馬の脚が使節団大監を踏もうとする瞬間、ヨニングンが危機一髪助けに来る。
帰ろうとするヨニングンに詰め寄り、何を企んでいるんだと言うミルプングンに、俺も王になろうかと思うと言ったら・・・と言い放つヨニングンであった。

司憲府で。
ミルプングンを調べろ・・・と命が下り・・・。

道端で。
典獄署を脱獄した囚人をタルムン頭目から預かるヨニングン。
何をしているのか聞いてもいいですかと言うタルムン頭目に、ミン・ジノンに聞いて来いと言われたのかと聞き返すヨニングン。1年間何をしていたか、俺の部下に聞いてもいいぞと言うヨニングンに、私はいい加減な仕事はしませんと言うタルムン頭目。わかっている。俺は俺の仕事し、お前はお前の仕事をする。そういうことだろ。いつか、それが同じ仕事になるんだが・・・と言い放ち去って行くヨニングン。

山の中で。
典獄署を脱獄した囚人をウイ・ピョンジュ監察官に引き渡すヨニングン。
望むならここで処理すると剣を抜くヨニングンだが・・・何者かの襲撃に会い・・・時間を稼ぐから、コイツを連れて行け・・・早く・・・と、弓矢で刺客を射て・・・剣で蹴散らすヨニングン。
典獄署を脱獄した囚人を連れたウイ・ピョンジュ監察官の前にミルプングンが現れる・・・。
刺客と戦いながら、ミルプングン、そいつはお前が受け取れ・・・そいつはウイ・ピョンジュじゃなく、お前に投げた餌だから・・・と心の中で思うヨニングン。
そこへ、ヨジが加勢に、まず、こいつ等を蹴散らしましょう・・・と。
撤収する刺客たち・・・。
私も知らなければなりません。私が誤解していたということですか。同じ道をまだ歩いているんですかと聞くヨジだが・・・答えないヨニングン。

ミン・ジノン大監の家で。
命からがら逃げて来たウイ・ピョンジュ監察官。
典獄署を脱獄した囚人は・・・と聞くミン・ジノン大監に、誰かに奪われましたと答えるウイ・ピョンジュ監察官。

王の行列の前で。
王様・・・私の話を聞いてくださいと叫ぶパクムンス。
内禁衛に殴られ・・・そこへ、ヨニングンが止めろ・・・と。
そこへ、王が・・・。その者の話を聞いてやる・・・と。

ミン・ジノン大監の家で。
俺を擁立しろ。そうすれば、囚人は俺が処理してやる・・・と言い放つミルプングン。

王の御前で。
本当にお前がやり遂げたんだなと言う王に、貴方と約束したように、もう、老論は揺れて、分裂し始めるでしょうと言うヨニングン。

一方、司憲府では、老論による科挙の不正を正す・・・と。

 

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