韓国ドラマ「風の絵師」2話

「風の絵師」2話あらすじ(ネタばれ)です。

主演:パクシニャン(キムホンド役)、ムングニョン/キムユジョン[子役](シンユンボク役)、チョンスン皇后

ダノン(壇園)先生の初授業が始まる。
今日の授業は、この屏風を模写することだ・・・と屏風を逆さにするダノン先生(キムホンド)。
絵を描こうとすれば、頭の中で最初に考え、描くのだが、このように逆さにされれば、頭にあるものではなく、(目で)見たそのままを描くようになる。新しく見る…ということが、絵を描く者が持たないといけない最初であり、最後の素質だ・・・と画院の生徒に言い放つダノン先生であった。

描くということは何だ。本には無い・・・。お前達が思っていることを言え・・・。絵を描く者が絵について考えたことがないのか・・・と聞くダノン先生に、絵とは、懐かしい人がいれば、その人のことが思い出され、絵を描くようになる。懐かしさが絵になり、懐かしい人が絵になる。その人の絵を見ていると、忘れていても、その人がまた懐かしくなるから、絵を描くということは、懐かしいということではないですか・・・と答えるシンユンボク。
お前の名前は・・・と聞くダノン先生に、シンユンボクと言いますと答えるシンユンボクであった。

逆さの絵をまったく同じに描いたシンユンボク。
9つの点を4本線で描けというダノン先生の宿題に、そんなのは不可能と答える画院の生徒達。
答えを描くダノン先生に、3本線で出来る・・・と言い放ち描いてみせるユンボク。
確実に点の上を通っていないからそれは詭弁だ・・・。全ての人に明らかに見せななければならない。ここにいる者達に明らかに見せることができるのかと言うダノン先生に、見せる事が出来ます。ただし、欲しいだけの紙をこの横につなげてください・・・そうすれば、いつか証明できます・・・と言い放つユンボク。
今日のこの問題はいつか解決されるまで、心の中に留めておけ。今日の授業はこれで終わりだ・・・とダノン先生。

ユンボクの家を訪ねるダノン先生。
そこへ、変装して出てくるユンボク。尾行するダノン先生。
画店に絵を売って出てきたユンボクを捕まえるダノン先生。
内緒にしておいてください。父が知ったら大変なことになります。お金が欲しくてじゃなくて、人々がいい・・・と言うから・・・と言うユンボクに、正気なのか。こんな才能がありながら、たったの5両で売っただと。どうやってこんな絵を描いたのか・・・と言うダノン先生。

わかりません。ただ見たものを描いただけですと答えるユンボクに、流石だ。ところで、何であの女の後姿を描いたんだ。笠を持っている女のことだ・・・と言うダノン先生。
あの女性の後姿に何か違うものを感じました。惜しいものを感じました。それで、私も分からない内に手が筆をつかんでいました・・・と言うユンボクに、それがまさに、自分自身の中の喜びに会ったということだ・・・と言うダノン先生。
天地が止まったように何も・・・と言うユンボクに、そうだ。その瞬間は何も見えないのだ・・・。それが自分を忘れた瞬間で、無我の境地だ。お前がそれを経験したんだな。溜息をつきながらその絵を描いた者を探し出し、手を砕く刑を施行する・・・と言うダノン先生。

その絵を描いたことが悪いことなんですか。私が悪い事をしたんですか。無我の境地なのに、絵一枚が…と去って行くユンボク。

画院の生徒の誕生日会の席に偶然参加することになるユンボク。
そこで、カヤクム(琴)の名手チョンヒャンに出会い・・・。
5両で1曲弾いて欲しい。この5両が俺の全てだ。明日になればこの手が無くなる。この5両はこの手で描いた最後の絵で稼いだ金です。これで最後の晩を過ごしたいのです。カヤクム(琴)の音と一緒に・・・とチョンヒャンに頼むユンボクであった。次話へ。