「ザ・キング 永遠の君主」5話

「ザ・キング 永遠の君主」5話

イ・ミノ(イ・ゴン役:大韓帝国皇帝)、ウ・ドファン(チョ・ヨン役:大韓帝国皇室近衛隊⇔チョ・ウンソブ役:韓国社会服務要員)、チョン・ウンジェ(ク・ソリョン役、大韓帝国総理)、キム・ヨンオク(ノ尚宮役)、キム・ヨンジ(ミョン・スンア役:大韓帝国皇室広報室役人⇔ミョン・ナリ役:韓国タピオカ店経営者)、キム・コウン(チョン・テウル役:韓国警察・強行班刑事⇔ルナ役:大韓帝国の犯罪者)、キム・キョンナム(カン・シンジェ役:韓国警察・強行班刑事、幼い時に大韓帝国から韓国に連れて来られた)、イ・ジョンジン(イ・リム役:大韓帝国王族、イ・ゴンの父(前皇帝)の異母兄弟)、チョン・ムソン(プヨン君/イ・ジョンイン役:イ・ゴンの父のいとこ、医学教授)

※話が難しくて、途中で訳が分からなくなって来るので、あらすじを書き進める前に、簡単なポイントを説明しておきたい。

(1)大韓帝国(皇帝が今も存在している世界)と現在の韓国がパラレルワールドとして、並行して別の世界として存在しているということ。
(2)同じ顔を持った人物が大韓帝国と韓国、各々のパラレルワールドにて、違う名前、身分、職業で存在しているということ。そして、イ・リムは、それを利用して、皇帝の座を奪おうとしていること。
(3)萬波息笛というパラレルワードを行き来出来る門を開くことができる笛の存在。剣で二つになった笛の片割れのそれぞれをイ・ゴン皇帝は馬の鞭に仕上げ、イ・リムは傘の柄に仕上げて持っていて、それで、各々のパラレルワールドを行き来できるということ。過去にも行けることも付け加えておく。
(4)イ・リムが前皇帝暗殺した時から年を取っていない理由がパラレルワールドを結ぶ空間にいたことに起因するということ。

 

大韓民国(韓国)と大韓帝国を繋ぐ空間で。
ここは何なの・・・と聞くチョン・テウル強行班刑事に、俺も確かなことはわからない。ここは科学で説明できない所だ。風船が見えるか。風船は10時間もあれば割れるが、あの風船は10日過ぎてもあそこになる。割れもせず、飛んでもいかず。ここには風も空気もないということだ。凄いだろと言うイ・ゴン皇帝。科学でなければ、魔法なのと言うチョン・テウル強行班刑事に、ここは時間の流れも違う。ここの1分は外の3時間ぐらいだ。ここでは時計も止まる。ここがどれだけ深いのか、広いのかもわからない。いつかは果てまで歩いて見ようと思う。そうしたら、君に全て話してあげる。今日は、一旦、俺の世界へ・・・と大韓帝国に向かうイ・ゴン皇帝。

【大韓帝国】
馬の上で、俺は大韓帝国の皇帝で、呼んではいけない俺の名前は、イ・ゴンだと言うイ・ゴン皇帝。
乗馬場に、馬を返し・・・。

乗馬場で。
俺が言ったことは、1から10まで全て当っていただろと言うイ・ゴン皇帝に、これが全て本当ならとても怖いし、これが本当でないならもっと怖いし・・・と言うチョン・テウル強行班刑事。
陛下に令を尽くせと言うチョ・ヨン近衛隊長に、チョ・ヨン近衛隊長を指さし、特に、この顔、この顔は私の味方なのに・・・3歳の時から私の味方なのに・・・とその銃、本物なの。見てもいいとチョ・ヨン近衛隊長に近づくチョン・テウル強行班刑事。
チョン・テウル強行班刑事の腕を掴むチョ・ヨン近衛隊長だが・・・銃をチョン・テウル強行班刑事に渡し・・・。
深い意味はないけど・・・銃をイ・ゴン皇帝に向けて構えるチョン・テウル強行班刑事。
イ・ゴン皇帝の前に出て、身を挺して守るチョ・ヨン近衛隊長。
陛下のお客様だからといって、耐えるのはここまでですと言うチョ・ヨン近衛隊長。
この国が・・・皇帝が全て本当だって・・・と言うチョン・テウル強行班刑事。
チョン・テウル強行班刑事の銃の銃口を掴むチョ・ヨン近衛隊長。
全て本当だ。その銃も・・・この世界も・・・俺も・・・確かめようとするなということだ。コイツはここから一歩も動かないと言うイ・ゴン皇帝。
手を外してください。死にたくなければ・・・チョン・テウル強行班刑事に言うチョ・ヨン近衛隊長。
銃を放すチョン・テウル強行班刑事。
チョン・テウル強行班刑事の顔を見て、陛下、もしかしてと言うチョ・ヨン近衛隊長に、そうだ。チョン・テウル刑事だと言うイ・ゴン皇帝。
貴方も私を知っているの・・・と言うチョン・テウル強行班刑事。
クルーザーで宮殿に向かうチョン・テウル強行班刑事とイ・ゴン皇帝。

宮殿で。
私を監禁したのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、理解してくれ。前例がないことだから・・・と言うイ・ゴン皇帝。
スマホを貸してと言うチョン・テウル強行班刑事に、自分のスマホを渡すイ・ゴン皇帝。
暗証番号は・・・と聞くチョン・テウル強行班刑事に、皇帝のスマホを誰がのぞくんだ。暗証番号はないと言うイ・ゴン皇帝。
酒の肴をちょうだいと言うチョン・テウル強行班刑事に、酒の肴じゃなくてご飯だ。お腹がすいていると思ってと言うイ・ゴン皇帝。
先に食べて。冗談を言っているんじゃないわ。これを食べて、毒殺や自然死したら、どうするのと言うチョン・テウル強行班刑事に、俺は約束を守る。君は斬首刑だと言うイ・ゴン皇帝。
じゃ、食べるわ。安心して・・・と食べるチョン・テウル強行班刑事であった。

宮殿、チョン・テウル強行班刑事に与えられた部屋で。
この部屋にはCCTVが何個あると思ているんだ。君も手を振って見ろ。12名が監視していると言うイ・ゴン皇帝に、本当なの・・・と立とうとするチョン・テウル強行班刑事。
もう、全て信じるんだな。嘘なのに・・・と言うイ・ゴン皇帝に、本当にCCTVじゃないのと聞き返すチョン・テウル強行班刑事。証明するか・・・とチョン・テウル強行班刑事に寄り掛かるイ・ゴン皇帝。
どけてよ。見た目はいいけど、とても疲れるはずよと言うチョン・テウル強行班刑事に、ぜんぜんと言うイ・ゴン皇帝。聞くから、「はい」「いいえ」で答えて。恋愛を1回もしたことないでしょと聞くチョン・テウル強行班刑事に、いや、したことあると言うイ・ゴン皇帝。
いつしたか、当ててみましょうか。今・・・と言うチョン・テウル強行班刑事に、こうやってするんだっけ・・・とキスをするイ・ゴン皇帝であった。

ソウル駅で。
プサンに戻る電車賃が足りなくて、公衆電話から何度も皇室に電話するが・・・いたずらだと間違えられるチョン・テウル強行班刑事。
ヘリに乗っているイ・ゴン皇帝。そういった電話があったことが、ヘリの操縦士に伝えられる。名前は何と言っていたのかと聞くイ・ゴン皇帝に、ダイアナ妃だと言っていたそうですと答える操縦士。
チョン・テウル強行班刑事だと気が付き、ヘリでソウルに向かうイ・ゴン皇帝。
歩いているチョン・テウル強行班刑事の横に現れるチョ・ヨン近衛隊長。
びっくりした。何でここにいるのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、陛下の命を受けました。斬首刑を受けるまで生かしておかなければいけないと・・・と答えるチョ・ヨン近衛隊長。
斬首刑があるのと聞くチョン・テウル強行班刑事に、1920年に廃止されました。しかし、200年ぶりに復活するかもしれないと言うチョ・ヨン近衛隊長。
ヘリが到着したビルの前に、近衛兵が並び、イ・ゴン皇帝が出て来る。
俺を探していたって・・・17回も・・・プサンで遊んでいると思っていたのに、何でこんな遠くまで来たんだ。君がこの世界に来てまで探そうとしているのは誰だと言うイ・ゴン皇帝に、母よ。別の世界なら、ナリもいて、ウンソブもいるから、私はいなくても、母が生きているかもしれないから・・・勿論、別の人だというのは、わかっているけど、5歳の時の記憶しかないから、ちょっとでも・・・それで来てみたのと言うチョン・テウル強行班刑事。
言ってくれれば良かったのに・・・と言うイ・ゴン皇帝に、ただ気になったの。だけど、いなかった。だけど、お陰で楽しかったと言うチョン・テウル強行班刑事。

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