「善徳女王[ソンドク女王])」57話

「善徳女王[ソンドク女王])」57話あらすじ(ネタばれ)です。 

主演:イスンジェ(新羅真興王役)・イムホ(新羅真智王役)・チョミンギ/ペクチョンミン[子役](新羅真平王役)・ユンユンソ/パクスジン(新羅真平王の皇后役)・シング(ウルチェ役:真平王忠臣)・チョンホビン(ムンノ役:新羅真平王配下)・ソヨンヒ(ソファ役:新羅真平王の侍女)・ユスンホ(キムチュンチュ:新羅武烈王)・コヒョンジョン(ミシル役)・アンギルガン(チルスク役:ミシル配下)・イヨウォン/ナムチヒョン[子役](善徳女王役)・オムテウン/イヒョヌ[子役](キムユシン将軍役)・パクイェジン/シンセギョン[子役](チョンミョン王女役:善徳女王の双子の姉)・ソン・オクスク(ソリ役:神官)・キムナムギル(ビダム役)

上将軍ユシン、ユシンをまた上将軍に復帰させ、この戦争に対し、王の全ての権限と軍事指揮権を委譲する。神国を救え・・・と王の剣をユシンに手渡すトンマン王であった。

一方、トンマン王にポギャ会の名簿を提出するウォルヤ。
膝まづき、ポギャ会の名簿です。私、ウォルヤ、陛下に犯した罪を命を掛けて、忠誠を誓いますと宣誓するウォルヤ。
反対する忠臣達に、彼らの戸籍はすでに破棄しました。伽耶出身を区分することはできません。差別しようとしても分かりません。一時代が過ぎれば、伽耶出身の本人もお互いに分からなくなるでしょう…とポギャ会の名簿も火の中に放り込むトンマン王。もう、伽耶ない。伽耶人も存在しない。ただ、神国の民だけがいるだけだ。命を掛けて戦い、自らを救い、お前達の末裔が生きる神国を救え…とウォルヤ達に命じるトンマン王であった。

出兵するキムユシン率いるユシン軍。
前方に現れては、直ぐに後方に現れてくるケベク将軍率いる百済の遊軍にやられていた新羅軍であったが、前方に現れた百済の遊軍を湿地に誘い込み、後方に現れた百済の遊軍の騎馬の足が泥で汚れているか確認するユシン。汚れていないのを確認し、百済の遊軍が2隊で、ひとつのように動いているのを見抜くユシンであった。

新羅の陣営で。
百済の本陣に攻撃を掛ける。チュジン候は本陣を攻撃して下さい。我々は本当の遊軍を捕まえる。インジョン、お前は今から俺になれ。ウォルヤ、これからはお前達の番だと配下達に命じるユシン。

一方、宮殿の展望台で。
ある日、全てのことが変わった。誰かは私が王女だからといって殺そうとし、誰かは私を守る為に私の前で死んで行った。そして、残った人は、私に膝まづき、大業を成せと、そしてある日、お前が現れた。お前は何の関係ないように、私にため口を使い、私はそのままそうしろと言った。お前だけが私を昔の私のように接してくれた。宮殿に入った後も、お前は私に花をくれ、心配そうに手を握ってくれた。他の理由があったとしても関係ない。お前を見れば、昔の私を感じられたから。良かったと言うトンマン王に、では、何故、変わられたのですかと聞くビダム。

私には名前がないから。王には名前が無い。私は、ただの陛下だ。もう誰も、私の名を呼ぶことはできないと言うトンマン王に、私が呼びますと言うビダムだが。私の名を呼ぶことは、反逆だ。お前が想ってくれて私の名を呼んでも、世間は反逆として見る。何故変わったって。私が名を失った瞬間、お前はただの勢力を持った私の臣下の内のひとりになった。私はお前を疑う王だから。お前がミシルのようになるんじゃないか・・・といつも疑わないといけないから。だけど、ビダム、それがどんなに辛いか分かるか。私がどんなにお前を信じたいか、寄りかかりたいか、お前が分かるか・・・と涙するトンマン王であった。

ミシルの遺影の前で。
お前が必要だ。私に花をくれ、震える手を握ってくれたビダム。お前がいないといけない。防ごうとした。わざと、そうした。皆がそんな感情なんて、王には必要ないというから、お前だけが私を人として、女性として見てくれる。しかし、それがいい。私を女性として好いてくれるお前がいい。そうしてもいいのだろうか…と言うトンマン王を抱きしめるビダムであった。

王の御前で。
神国の危機を救う王命を下す。ビダム候を上大等に任命し、貴族達の私兵をビダムの下に配置することを命じるトンマン王であった。ビダムと共に神国を守り抜くことを決意するトンマン王。

ミシルの遺影の前で。
母上、愛は奪う物だと言われましたね。もう、そうしません。奪うのではなく、与え、得るのではなく、捨て、一緒に成し遂げようと思います。王への道も、千年の名も、彼女の涙の前では・・・と誓うビダムであった。

戦場で。
ユシンの格好をし、百済の遊軍を誘い込むインジョン。
退却の命を出す遊軍の片方、合図を受け、新羅の本陣を攻めようとするもう一方の百済の遊軍。
そこには誰もいなく、遠方から、ウォルヤ率いる軍隊の火矢が空中から・・・。
百済軍を殲滅しろと叫び、百済兵に向かうユシン達新羅兵であった。

次話へ。