韓国ドラマ【千秋太后・チョンチュ太后】78話(最終話)あらすじ
登場人物:チェ・シラ(千秋太后:ファンボ・ス役)、キム・ソックン(キム・チヤン役)、チェ・ジェソン(ガンジョ役)、イ・ドッファ(カン・ガムチャン役)、キム・ホジン(ワン・ウク役)、シネ(ホンジョン王后役)、パン・ヒョジョン(シンジョン皇太后役)、イム・ヒョク(ソヒ役)、キム・ミョンス(ソンジョン役、千秋太后の兄、ワンチ)、キム・ソウン(ファン・ボスの子役)、パク・ウンビン(ファン・ボソル役)
食料の補給が切られてしまい後退を決めざるおえなかったゴランの王は、後退中に北で待っていたヤン将軍によって致命的な兵士の損失をおいゴランに逃げるのであった。
宮に戻って来た王達と千秋太后。
ガン・ジョを先王を殺した犯人と仕立てる大臣達と対立し、ガン・ジョの無実を明かそうとする千秋太后とガン・ジョだが、証拠がなく困っている。
戦争中に、自分を捨てて逃げていた大臣達を許すという王。
言って見れば私も民達を捨てて逃げていたのと同じ事です。 そして彼らを全て罰して追い出すとしても彼らは必ず反発をし続けるだろうし、そしたらまた、この国は混乱に落とされることになるでしょう。
私は、競争と反目の時代を終え、皆が統合する国を願います。と、言う王に、
いけないことです。 この国が強くなるには、あの卑劣な臣下達を罰しなければいけません。彼らを許せたら、彼らは王を軽く見て一つ一つ国に害になることをするでしょう。と、言う千秋太后。
太后さま、私は太后様の政策に同意はしません。今は国が強くなることより一つになることが大事だからです。と、言う王。
王の話を聞いた千秋太后は、ジンを会いに行って命を掛けてでもつれてくる決心をするのであった。
この国にはその子が絶対必要だと…。
ジンに会いに行った千秋太后は、ジン…ジン…、私を知らないのか? お前の母は私だ。と、言うが、私の母はこの方です、と、ヨジンの女に行くジンである。
ジンを抱き上げ、この子は太后様の息子ではありません。この子は私の息子です。と言うヨジンの女に、お願いだ…その子を私に返してくれ…、その子は高麗の王室の王子だ。 こんな険しい所で生かせることは出来ない。 私はこの子の母だ、母が子供を取り戻そうとするのに、どんな理由が必要だというのか? それに、貴方にジンを大切にする思いがあるとしたらこんな山中で生活させないだろう。
この子が私と高麗に帰れば王になることも出来る。 私が必ず王にさせ、一緒に大帝国高麗を築きあげると、言う千秋太后に、
違います。この子が高麗に帰ったら太后様の反対派によって悲惨な最後を受け入れないといけないことでしょう。 それに、この子はジンではありません。 この子は私の息子グム・ジンです。 もし、この子が太后様の息子だとしたら、私の夫を殺した太后様の息子を私が生かせたと思いますか? と、言い放って出ていてしまうヨジンの女であった。
外に追いかけて来た千秋太后に、帰ってください。お願いです。この子は必ず大帝国を築き上げることでしょう。 だけど、その国は高麗ではなくここ、ヨジンです。 それがこの子、グムジンの運命です。どうか、遠くで見守ってください。と、ヨジンの女であった。
帰って来た千秋太后は、死んだ先王の真犯人は明かされることが出来ないとガン・ガムチャンから報告をうける。 ジンに会いに行ったことを聞くガン・ガムチャンに、もし、私があの子を連れて来て王にしようとしたら…私の見方になってくれますか? と、聞く千秋太后。
冗談でもそんなこと言わないでください。やっと国が安定している所なのに、又、国を混乱に陥れようとしているのですか? それに、ジン王子はキム・チヤンの息子です。と、強く言い返すガン・ガムチャンに、 だけど…悔しすぎて…、あの北方に向かっていた私の夢が悔しく、悲惨に殺された王の死が悔しく、ガン・ジョ将軍の死が汚されるのが悔しいです。 私がキム・チヤンを近くにしたのは私の間違いに違いないけど、その為に私の全ての善意と意思が流されてしまうのが悔しいです。とっても悔しくくやしいです… と、言う千秋太后に、
太后様、太后様の忠心を私は知っています。 だけど、本当にこの国の事を思うのでしたらその悔しさを胸に収めなければいけません。 それが、最後に太后様が行うことです。ジン王子のことは必ずお守りいたします。と、言うガン・ガムチャンであった。
ガン・ジョの遺骨を川に流しながら、
ガン教官… 貴方が私の側にいたから私の夢に向かって思い切り走ることが出来ました。貴方はいつも私を後ろから守ってくれていたのに、私は先に行った貴方の名を守ってあげることが出来なさそうです。 ガン将軍… 歴史は、もしかして貴方を反逆者として残すかも知れません。 だけど、寂しがらないで… 貴方が汚名を残すのなら、私もまた、貴方の側でその汚名を一緒にします。
数年後、おばあちゃんになった千秋太后…。
客が訪ねて来たと聞き、約束の場所に。
ジン… ジンなの? と、聞く千秋太后に、違います。僕の名前はグム・ジンです。育ての母から僕の過去を聞きました。 お亡くなりになる前にいつか一度はお会いしようと思っていましたが、機会がありませんでした。と言うジン。
お前が… お前がこんなに大きくなったのね…、だれが何と言っても、お前は私の息子だ、ジン…。と、言う千秋太后に、 はい…産んでくれた方は太后様で違いありません。 だけど、僕を育てたのは野原の風と、僕の部族達の勇気です。 太后様と、亡くなった僕の父親の夢はよく知っています。
太后様は息子を失くしましたが、その夢は永遠に挫折されたのではありません。 僕が…あの野原であなた達の夢をかなえます。 僕の時代に出来なければ僕の後代に必ずそうさせます。 このことを言うためにここに来ました。と、言い礼を言い、許してください。 今後は訪ねることはないと思います、お母様…とジン。
そうね… この国で生きることが出来なければ、そうしなさい…、だけど、この高麗とは敵にならないで…、これがこの母の最後の頼みだ…。と、言って息子を送る千秋太后であった。
田んぼで米の手入れをしている王を訪ねる千秋太后。
仕事を手伝いながら、王様…私の時代では血を多く見ました。それで、洪水が多くて大変で、または雨が降らず大変でした。 だけど、あの波乱満場が過ぎるとこんなに豊かな作物が出来ました。 確かに今は平和の時期のようです。 今は刀より農機具を持った人がもっと必要な時代です。 私のような人はもういらない時期ですね…、私はこの血に吸い込まれた汚い泥水です。私の時代はそうすぎていきましたから、王様は最後までよく育てて豊作を収めてください。 私の願いはそれだけです。 と、王に話す千秋太后であった。
千秋太后は、それから10年後、自宅で平穏に一生を終えました。
・・・完・・・
千秋太后も終わってしまった。