「大王の夢」6話

「大王の夢」6話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛文王(カルムナン王)

王宮内の神殿で。
怪我しました。大王陛下を守る時に・・・と聞くポリ宮主(チョソヨン)に、大丈夫ですと答えるキムユシン。私が見てあげます・・・と怪我に、針を打つポリ宮主。これは・・・と聞くポリ宮主に、生まれた時からあったあざですと答えるキムユシン。これは七曜(太陽、月、火、水、木、金、土)です。他の人に見せてはいけません。昔から七曜は天乱を起こす将軍を表します。ユシン様は大王の気を持って生まれたので、気をうまく治めれば、乱世を制定する英雄になれますが、七曜の気を間違って使ったら、国を乱す逆賊になるとも限りませんと言うポリ宮主に、逆賊なんて、そんなことはないと言うキムユシンであった。

キムチュンチュの家で。
大僧侶、この国の民を救う方法を教えてくださいと聞くチュンチュに、(民を救うには)大きく、遠くをみすえないといけません。新羅は高句麗と百済に接しているので、昔から戦乱が続いてきました。どんなに君主が正しい政治をしたとしても、戦乱の危険がなくならない限り、民を苦痛から根本的に救うことはできません。民をどう救うかどうかは、貴方が答えを見つけてみてくださいと笑う大僧侶。
考えに考え・・・思い浮かんだ言葉を地面に書き記すチュンチュ。「三韓一統」

一方、死んだ振りをして、鬼門の首領ビヒョンランの手から逃れる金色狐。

王宮で。
本当に葛文王(カルムナン王)との国婚を拒否するつもりなのかと聞くサド太后に、私も志を明らかにしました。国婚を強要するなら、髪の毛を切って、出家します。私と葛文王(カルムナン王)が婚姻して、後継者が生まれなければどうするのですか。誰が王位を受け継げますか。父に養子を受け入れて、王位継承する方が神国を守る方法になるでしょう。誰を養子にするかは大王陛下が決めることですと言い放ち去って行くトンマン王女(ソンジュア)であった。

野原で。
祭壇に捧げる花を摘んでいるポリ宮主に、今回、周行天下(天下を回りながら、心身を鍛えること)に行くことになった。ソラブルを離れる前に、これ(髪飾り)を返しに来たと言うキムユシン。
男の人が持った物は神殿に持ち帰ることはできないと言ったのに、どうしてと聞くポリ宮主に、自分の真実を知っている情人(恋人)に渡すように言ったじゃないですか。貴方が私の情人(恋人)です。私だけの思いなら、あきらめると言って去ろうとするキムユシン。天地神明に誓って、一生貴方だけを見つめると言うキムユシンに、私は神女です。いつか神殿を出て、男達に身体を捧げて生きていかないといけないのです。こんな身分の低い女性をを受け入れてくれるのですかと涙するポリ宮主。

私、キムユシンは、天官女(ポリ宮主)を情人(恋人)とすることを誓いますと言うキムユシン。
天官女は、ユシン様を一生の夫としてついていきますと誓うポリ宮主。酒盃を交し合う二人であった。

キムチュンチュも花朗に参加し、周行天下に出るのであった。

北韓山頂上で。
キムユシンと北韓山に登るチュンチュ。
ここが一番高い山だ。北側が高句麗の土地で、南側が百済だ。兄貴と、新羅を作ったチンフン大王の前で、三韓一統を誓いたい。この国の民を守るには、高句麗と百済、三韓の民まで救わないといけない。兄貴も後に将軍となり、私も宮廷で出世すれば、三韓一統の為に・・・とユシンに語るチュンチュ。

ユシンとキムチュンチュは、三韓一統を成し、三韓の民を救うことを誓います。この誓いを破ったら、ユシンとチュンチュは、天の下した罰を受けます。キムチュンチュ、必ず、三韓一統を成し、太平を成し遂げます。キムユシン、高句麗と百済を殲滅し、三韓の民を助けために、この身体を捧げます・・・と誓う二人であった。

高句麗の陣営で。
先走って戦いを仕掛け捕まった花朗(ファラン)を救出する為に、馬で鐘を鳴らし、松明を揺らし、新羅兵がいるように見せかけ敵を誘引するチュンチュの計略で、高句麗陣営に潜入し、仲間の花朗を助け出すユシン。

周行天下を無事に終えて、戻るチュンチュとキムユシン。

父が葛文王(カルムナン王)に拷問されたことを知り・・・
葛文王(カルムナン王)の前で、私は貴方を主君として侍る事は出来ませんと言い放つチュンチュ。
チュンチュ、この野郎とチュンチュに剣を振りかざす葛文王(カルムナン王)。

次話へ。