「大王の夢」22話

「大王の夢」22話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)

、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン

皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王

女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(

ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛

文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)

道端で。
大王の血書を渡せば、静かに退散すると言うスンマン大王に、血書には大王の栄光が刻み込まれているの

に反逆団の首領に渡す訳はない。すぐに退散しろと言い放つトンマン王女。
スンマン皇后の髪の毛に弓矢を放ち、誰でも、王女様の御体に危険を及ぼすなら、俺の弓矢で皇后が死ぬ

と叫ぶキムユシン。一方、トンマン王女のイヤリングに弓矢を放つビヒョンラン。
今日は、引き分けみたいだな・・・と去って行くスンマン皇后。

宮殿で。
惨殺された人質の死体が・・・。
民が背を向ければ、王子が世継になっても玉座を長く保つことができませんと言うビヒョンランに、では

、キムユシンが私と王子の首を斬るのが正しいというのか。私は王座を守るために数千数万の人質を盾に

する。彼らが私の兵士を殺すなら、彼らの人質を殺すと言い放つスンマン皇后。
私が王子を守る将軍になります。罪のない人質を惨殺しないでくださいと言うビヒョンランに、信じるこ

とができるか・・・と言うスンマン皇后。
血を持って、忠誠の誓いを捧げます・・・と。今から鬼門の首領ではなく、新国の将軍になります。血が

枯れるまで王子様に忠誠を捧げることを誓います・・・と剣で手のひらを切り、杯に注ぐビヒョンラン。
ビヒョンランの血を王子の唇、額に付けるスンマン皇后。

スンマン皇后の御前で。
キムチュンチュが・・・。
王命を受けて、和平するために来たのに、何を恐れることがありましょうか。大王陛下が王女様に代理摂

政を任せたことを忘れましたか。王子も世継就任していないので、皇后も摂政ではない。王女様の代理摂

政が先ということになりませんか。王女様が王子様の世継就任を認められました。王子様を世継にすると

いう王女様の勅令ですと勅書を出し、見せるキムチュンチュ。
女王が大王の血書を渡せば、そうしようと言うスンマン皇后。

トンマン王女の御前で。
王子が世継就任したら、誰が摂政に付くべきかファベク会議を開いてくださいと言うチュンチュに、そうしますと答えるトンマン王女。

スンマン皇后の御前で。
王子の世継話を出し、私の背後から攻めようとするなんて、絶対に許さないと呟くスンマン皇后に、ファベク会議を受け入れてくださいと言うビヒョンラン。
ファベク会議ではトンマン王女が摂政に決まることは明確なのに、何で火の中に身を投げろというのかと聞くスンマン皇后に、誰が摂政になろうとも、ファベク会議を受け入れれば王子が就任できるのですと言うビヒョンラン。王子が大王の血筋ではなく、皇后が取り替えた平民の息子ではないですか・・・俺が忠誠の誓いをしたのは、平民の子供が王位に就け、この汚い朝廷を覆すためだ。貧しい平民の子供が王位に就けば、奴隷も人として生きられると思ったからだと言い放つビヒョンラン。

次話へ。