馬医(マイ) 44話
主演:チョスンウ(ペククァンヒョン役:馬医、医師)、イヨウォン(カンジニョン役:女医)、ソンチョンミン(イミョンファン役:カンジニョンの養父、医師)、ユソン(チャンインジュ役:女医)、イサンウ(イソンハ役:イミョンファンの息子)、イスンジェ(コジュマン役:医師)、ハンソンジン(ヒョンジョン王役:朝鮮18代王)、キムソウン(スッキ王女役)、チョンノミン(キムドジュン役:ペククァンヒョンの父)、チャンフィユン(ユンテジュ役:医師)、馬医チュギペ、サアム師匠
イミョンファンの執務室で。
貴方は私を産んでくれた父、育ててくれた養父を奪いました。人ならば、許しを請うのが先じゃないかと言うペククァンヒョンに、鍼で殺したという証拠があるのか。お前はペクソッコの息子だと言うイミョンファン。
鍼で殺したという言葉はありません。捕獲庁への記録にも・・・鍼で殺されたという内容はありませんと言うペククァンヒョンに、ジニョンはどうするんだ。お前がそう出てくるなら、俺が全てを明らかにすれば、ジニョンは、奴隷として連れて行かれるのだぞと脅迫するイミョンファン。
そんなことはありえません。貴方は決して、ジニョンにちょっかいできないでしょう。何故なら、ここを離れるから・・・百姓になろうが、奴隷になろうが・・・誰も見つけることができない所へ・・・ジニョンは旅たつのだから・・・だから、貴方は何もできないのですと言い放つペククァンヒョン。
私には貴方の罪を証明する証拠があります。しかし、それを使用して、貴方の命まで奪う気はありません。これが貴方に与えられる最後の機会です。何もせずに、罪を自白し、罪を償ってくださいと言い放ち、出て行くペククァンヒョン。
イミョンファンの部屋で。
陛下を訪ねて、罪を自白してくださいと言う息子ソンハに、他の道はないのか。俺のためじゃない。そうなれば、お前はどうなるというんだと言うイミョンファン。
私も罪を自白し、父上について行きます。最初からそうしなければいけなかったのです。父が私に与えてくれた全ての物は最初から全てペク医師のものだったわけじゃないですかと話すイミョンファンの息子ソンハであった。
皇后の部屋で。
倒れ、意識を失う皇后。
治療にあたるイミョンファン。
意識は取り戻すが・・・危険な状態で・・・。
恵民署で。
全てを知りたいと訪ねてきたジニョンに、どうしようもなく、話すインジュ女医。
私の居場所が私の場所じゃないって、どういう意味ですか。私の実の父が他の人だなんて・・・どういう意味ですか・・・と聞き返すジニョン。
ドジュン様の末裔を助けるために、生まれた男の子とお前を取り替えなければならなくて・・・そうやって、お前とあの子の運命が取り替えられたのと話すインジュ女医。
私じゃなくて、クァンヒョンがこの家門の後継者で、私は今までクァンヒョンの代わりに、この地位を守ってきたということですか。クァンヒョンの物を奪って・・・と言うジニョンに、しかし、それは、あなたのせいじゃないの。二人の運命が過酷だっただけなのと慰めるインジュ女医。
恵民署で。
そうだったの。私が貴方の居場所を奪ったの。貴方が得るべき物を・・・貴方の身分を・・・貴方の全てを・・・と涙するジニョンであった。
次話へ。