「大王の夢」4話
チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)
一方、鬼門の首領ビヒョンランとキムユシンは、百済兵と金色狐の配下の待ち伏せに会い・・・槍を百済の大将に向かって投げるキムユシンだが・・・金色狐が守り・・・。
お前はカジャン城に向かえとキムユシン(ノヨンハク)を行かせる鬼門の首領ビヒョンラン。
無事にカジャン城に入るキムユシン。
王宮で。
1万の兵を連れ、カジャン城に向けて出兵する葛文王(カルムナン王)。
王の継承者としての名分を得て、トンマン王女(ソンジュア)との国婚を成立させるために・・・。
チュンチュ(チェサンウ)も葛文王(カルムナン王)の命で戦闘に参加することになり・・・。
新羅葛文王(カルムナン王)の陣で。
幕屋の中で将棋を打つチュンチュ。
将棋を打っているんだなと入って来る父に、将棋の中に軍隊の位置と兵法の全てが入っているからですと言うチュンチュ。戦争の勝敗は兵法で決まるが、それよりも重要なことがある・・・戦争をする大義名分だ。大義名分が正しければ、将軍と兵士の士気があがり、死を恐れずに、敵に向かうから、1,2回の敗戦を味わっても、いつかは大勝するのだ。しかし、大義名分が正しくなければ、どんなに兵法に優れた将軍であれど、結局大敗するしかないのだと教える父キムヨンチュン公であった。
ユシン兄貴、必ず生きていてくれ・・・俺が兄貴を助けに行くから・・・とひとり夜空を見つめながら決意するチュンチュであった。
一方、出陣はできない・・・と陣から出兵させない葛文王(カルムナン王)。
王様、ここに留まって10日になります。出兵を急いでください。カジャン城の民は救援兵を待っているはずです。主君に忠言を言うのは臣下の道理ですと遊びほうける葛文王(カルムナン王)に言うチュンチュ。
全て私の不足のいたるところです。幼い子供の言葉にお怒りにならないでください。何をしているんだ。謝罪しないで・・・チュンチュやと走ってくる父キムヨンチュン。
大笑いで、チュンチュ・・・お前は聖君の素質があるな。お前の父がお前を助けるために、頭を下げ、命を助けてくれと俺に忠誠の誓いをしたのだ。お前がそんなに頼むなら、俺がすぐに出兵し、百済のヤツらを全て殺してやると言い放つ葛文王(カルムナン王)であった。
一旦、出兵する葛文王(カルムナン王)だが・・・。
兵からはぐれ、いのししにやられるところを鬼門の首領ビヒョンランに助けられ・・・。
そのいのししの丸焼きで宴会を催す葛文王(カルムナン王)。
宴会の席で。
我々はカジャン城の救援に来たのであって、狩に来たのではありません。兵をください。私が先鋒に立ち、カジャン城に進軍しますと葛文王(カルムナン王)に言い放つパジンチャン将軍。俺の命令を拒否するというのかと言う葛文王(カルムナン王)に、私はカジャン城を救援しろという大王陛下の命令に従っているだけですと言い放つパジンチャン将軍。
ヨンチュン、お前もそうなのかと聞く葛文王(カルムナン王)に、早くカジャン城に出兵してくださいと膝まづくヨンチュン公。
ヨンチュン公を斬ろうとする葛文王(カルムナン王)の前にたちはだかり、父は葛文王(カルムナン王)を心配し言われたのです。どうかご理解してくださいと言うチュンチュに、父を助けたいのか。ならば、父の代わりにお前が死ねと剣を向ける葛文王(カルムナン王)。
泣くチュンチュに、チュンチュ、父を助けたいなら、お前が王になれ。そうでなければ、一生、命乞いをしながら生きて行かないといけない。それが、大王の血筋として生まれた運命だと言い放つ葛文王(カルムナン王)であった。
出兵は終わりだ。夜が明けたら、ソラブルに戻ると皆の前で言い放つ葛文王(カルムナン王)。
カジャン城の中で。
城に進入した金色狐とその配下に捕まりそうになるキムユシン。
そこへ、鬼門の首領ビヒョンランが助けに・・・。
お前を連れに来た。俺とソラブルに戻ろう。ここで犬殺しになりたいのかと言う鬼門の首領ビヒョンランに、俺ひとり生きるために、ここの民を置いて逃げる事はできませんと言うキムユシン。
王宮で。
出兵から戻る葛文王(カルムナン王)。
どうしてカジャン城に進軍して救援しなかったのだと聞く大王に、カジャン城城主チャンドクは百済と内通した反逆者でした。その民のために、大王の兵士を犠牲にすることはできませんでしたと答える葛文王(カルムナン王)。
無事に帰ってきたから、王女との国婚を急がなければと言うサド太后に、私は葛文王(カルムナン王)と国婚をしません。カジャン城城主チャンドクは忠臣だと聞いています。葛文王(カルムナン王)は民を救いもせず、出兵後、酒宴と狩りだけして戻って来ました。それに、責任をチャンドクと臣下に負わせようとしています。葛文王(カルムナン王)は、カジャン城へ進軍するという誓いを自ら破棄しましたので、王室の王位を継承する資格がありません。婚姻は不可能ですと言い放ち、出て行くトンマン王女であった。
カジャン城城主の部屋で。
百済の攻撃が始まれば、カジャン城は陥落する。ユシン、お前に頼みがある。生き残った子供を連れて、カジャン城から逃げてくれ。お前は生きて。後に備えろ。お前が生き残り子供達を救えば、彼らが成長し、カジャン城を取り戻す先鋒として戻ってくるはずだ。ビヒョンラン、ユシンと子供達をカジャン城の外まで連れて行ってくれ。それが国法を犯した罪人を解き放つ理由だ・・・と自分の剣をユシンに渡し、必ず、生きて、後にカジャン城を取り戻してくれると信じているとキムユシンに頼むカジャン城城主であった。秘密通路を通じて、城から脱出するビヒョンラン、ユシン、子供達。
しかし、カジャン城に戻らなければ・・・とカジャン城に向けて飛んでいくキムユシン。
次話へ。