「獬豸(ヘチ)」7話

「獬豸(ヘチ)」7話

チョン・イル(延礽君・ヨニングン役:後の英祖王)、クォン・ユル(パクムンス役:監察官)、コ・アラ(ヨジ役:茶母・歩く人間兵器)、パク・フン(タルムン役:ならず者組織の頭目)、イ・ギョンヨン(ミン・ジノン役:西人老論(ソインノロン)勢力の頭目)、チョン・スノン(チュ・ヨンハン役:司憲府(サホンブ)の監察官)、チェ・ミンチョル(ユンヒョク役:クムスジョ派の代表・司憲府(サホンブ)監察官)、チョン・ペス(チャンダル役:司憲府(サホンブ)監察官)、アン・スンギュン(アボン役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・チョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・スンヒョン(朝鮮20代王・粛宗(キョンジョン)王)、ナム・キエ(インウォン王后)、ノ・ヨンハク(延齢君(ヨルリョングン)役)、ソン・ジシン(セジャピン:粛宗(キョンジョン)王の正室)、ノ・ヨンハク(延齢君・ヨルリョングン役)、チョン・ムンシン(密豊君・ミルプングン役)、ハン・サンジン(ウィ・ピョンジュ役:司憲府(サホンブ)監察官)、イ・ピルモ(ハン・ジョンソク役:司憲府(サホンブ)監察官)、ハン・サジン(ウイ・ピョンジュ役::司憲府(サホンブ)監察官、ト・ギソク(ケドル役)、キム・ジョンス(イ・イギョム役:西人老論(ソインノロン))

 

王の御前で。
本当にやり遂げたんだなと言う王。
約束したように、もう、老論は揺れて分裂して行くでしょう。ヒビが入った陶器は・・・と言うヨニングンの言葉を遮り、より壊れやすくなる。次は俺の番かと言う王。

宮殿で。
科挙の不正とは・・・それが老論にどれだけ大きな打撃を与えるか・・・と言うヨニングンに、まさか、貴方がこの全てを・・・と言うミン・ジノン大監。
私にこんなことをいいましたよね。勝つためには、相手に恐怖を植えつけないといけないと・・・どうですか、少し怖いですか。俺も力を持とうと思うのですが・・・とミン・ジノン大監に言い放つヨニングンであった。

王の御前で。
この時点で、(科挙の不正の事を)伏せてくださいと言うミン・ジノン大監に、出来ないと言う王。
この国の朝廷に得にならないことですと言うミン・ジノン大監に、考えが違っていると言う王。
この国には老論の力が及ばない所はありませんと言うミン・ジノン大監に、それがこの国の問題だと言う王。ヨニングンを信じているみたいですが、貴方の母上は、ヨニングン大監の母のスッピンの計略で毒薬刑を受けたのも同然です。誰よりもそれを知っている王様がヨニングンの心の内をわからないのですか・・・と王を攻略しようとするミン・ジノン大監だが・・・。

道端で。
ミン・ジノン大監の命を受け、「王が老論を打とうとしているんだ。老論がいなくなれば、今度は少論だ。俺たちの食べて生きて行くのも辛いのに・・・争っているとは・・・と」かわら版屋を使い、民心を惑わすタルムン頭目。

弓道場で。
やはりお前が民心を惑わしているんだな。ミン・ジノンの犬として・・・。お前に関係のない両班の話だということだろ。両班達の行いがお前とお前の家族、そしてお前が今日惑わした民に向かうことがないと言えるか。俺も関係ないと思っていた。剣が俺の弟に向かうまで。俺の味方になってくれとは言わない。だが、民の味方になってやってくれと言うヨニングンに、王になろうというのですか。無理です。決して王にはなれません。刺客の手で殺される羽目になります。王になったとして何が出来るんですか。王の機関である義禁府でさえ、王の手の中にはありません。それよりも命だけでも守りなさいと言うタルムン頭目。

俺がやり遂げると言ったら、どうする。お前が出来ないということを・・・俺がこの朝鮮の一番王らしい王になったなら・・・とタルムン頭目に言い放つヨニングン。

アジトで。
この状況に不満を持っている者、力を持っている老論ではない普通の老論、少論、南人の者達です。漢陽だけでも科挙を受けようとしている者は10万人を越えます。彼らが道に出てくれば・・・と言うヨジに、そうすれば反撃の糸口がつかめるかもしれないと言うヨニングン。

科挙受験生達を動員する作戦にでるパクムンスと両班に変装したヨジ達。
デモを行う科挙受験生達の親達。

馬に乗りながら・・・。
貴方が計略したことですか。貴方を軽く見てました。そんなことをして王座を得れると思っているんですか。後悔しますよと言うミン・ジノン大監に、だけど俺は王になる。王座から貴方を見下す時が来る・・・と言い微笑むヨニングン。

一方、その様子を見て、ヨニングンを次の王に・・・という前王の言葉を思い出しながら、ヨニングンを王座に着け、ミン・ジノン大監を蹴落とす計略を何人かの大監に話すイ・イギョム大監。

ミン・ジノン大監の刺客に襲われるヨニングン。
危機一髪の所へ、覆面したタルムン頭目が助けに・・・?
刺客を一掃し、ヨニングンの首に剣を向けるタルムン頭目。

ミン・ジノン大監の刺客に襲われるヨジ。

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