韓国ドラマ「武神」18話

韓国ドラマ「武神」18話

キムジュヒョク(キムジュン役[金俊]:奴隷)、キムギュリ(ソンイ役)、パクサンミン(チェヤンベク

役:奴隷)、イジュヒョン(キム・ヤクソン役)、ホンアルム(ウォル役:奴婢)、チョンボソク(チェ

ウ役:チェチュンホンの息子役)、チョン・ンモ(チェヤン:チェウの弟)

都房で
キムジュンを連れ、馬に乗って出かけるソインお嬢様。

川場で
いいわね。春の光がこんなにいいものだなんて知らなかったわ。どう・・・キムジュン、寺に行く道としては遠いところに来たと感じないと聞くソンイお嬢様に、どこに行かれるのですか。この近くにもお寺があるのですかと聞き返すキムジュン。
もう少し、行くとインジン河が現れるわ。まだわからないの。私達は開京をだいぶ離れたわ。インジン河に到着したら、江華に行く船に乗ることができるわ。江華で大きな船に乗り継ぎ、3,4日で振州に到達できるわ。そこから、全羅道にもいけるし、チリ山の方面にも行くことができるわ。静かで平和な所へ行こうと思っているの。お前も行けば感動するわ。そこはどこに行っても景色が綺麗なのよ。いい寺も多く、もう一度行きたかった所なの・・・とキムジュンに言い放ち、歩き出すソンイお嬢様。

お嬢様、今まで、お嬢様が話してくれたことはどういう意味なんですかと聞くキムジュンに、本当に何もわからずについてきたの。そのまま都房にいたら命の危険にさらされるわ。私がお前を連れて来たのは、ひとつにはお前の命を救うためであり、もうひとつは、お前と一緒にいるために・・・。今、私達が行くこの道は、二度と戻るには厳しい道なの。とても遠く、この開京を永遠に離れる道なの。逃げるのよと言い放つソンイお嬢様であった。

桟橋の上で。
ある期間、私がお前を愛しているという事実を信じることができなかったわ。しかし、今は、その思いを隠すことができなくなったのと言うソンイお嬢様に、何をおっしゃているのですが、卑しい奴隷の私に・・・と言うキムジュン。
2日後、私は、キムヤクソン将軍の元に嫁として行かなければならないの。しかし、私が思っている男はキムヤクソン将軍ではなかったわ。お前・・・キムジュンだったということがわかったの。沢山考えたわ。そして、恥ずかしさは捨てることにしたの。自尊心も捨てることにしたの。本当なの。信じて、今から私がお願いするわ。私に借り、命の代価を払って・・・ジュン・・・借りを返して・・・と言うソンイお嬢様に、私が住んでいるこの世界ではありえないことです。天地が改革されたとしても、許されるものじゃありませんというキムジュン。

だから、ここを離れようとしているんじゃない。人目のないところへ。私には避けられない現実なの。もう隠すことができないの。両親にも話したの。お前が護衛武士から追い出されたのも、そのためなの。これ以上留まっていられないの。もう父が知っているから・・・お前の命が危ないのよ。ここをはなれなくっちゃ。私達が旅立てば、結局両親も理解するわ。早く、ジュン・・・とキムジュンの手を取り、船着場に急ごうとするソンイお嬢様だが・・・お嬢様、私みたいな奴隷をそんなに思ってくれるのは、どんな言葉でも感謝を伝えることができません。しかし、わかっているではないですか。私はウォラの元をけっして離れることはできませんと言うキムジュン。

あの娘は死んだわと言い放つソンイお嬢様に、そうです。しかし、私が目を閉じるまで、永遠に私の心に残る女性ですと言うキムジュン。
お前の気持ちはわかる。そして、ウォラが死んだことは、私にも責任があるわ。しかし、すでに、私のこころを占領しているお前が、ウォラの元へ行くことがとても嫌だったの。だから、ただ見ていたの。止めることができたのに、見ていたの。私がわるかったわ。ごめんなさい・・・キムジュン、だけど、もう過ぎ去ったことよ・・・とキムジュンの手を取り、私を守って、お前が必要なのと言うソンイお嬢様に、すみません。そうはできません。私は武士として死ぬこと以外考えていませんと答えるキムジュン。

ジュン・・・もどかしいわ・・・何で私の気持ちをわかってくれないの。どうしたら私の気持ちをわかってくれるのと言うソンイお嬢様に、私に死ぬことをお命じください。その命令なら従います。他のお言葉受け入れることができません。ここで旅立てば、主君を裏切った裏切者として罪を負います。許してください。このまま戻ってくださいと言い放つキムジュンであった。

涙しながらキムジュンの手を取り、何も願わない。何も要求しない。いつかは歳月が全てをわかってくれるわ。行きましょう。ただ、私のそばにいてくれるだけでいいの。ただ・・・と言うソンイお嬢様だが・・・。

そこに、チェヤンベク率いる兵が・・・。

涙しながら、お前は私の気持ちがわかったし、私は、私の心の中の全てを吐き出し、お前に伝えたから、次、もう一度こんな機会があれば私を悲しませないで、私はこの選択を後悔していないわ。決して・・・今日は、帰りましょう。だけど、お前はどこにでも逃げたほうがいいわ。父の性格から見て、お前を生かしておかないわと言うソンイお嬢様に、忘れてください。私に関わる全ての思いを捨ててくださいと言うキムジュン。

愛しているわ・・・キムジュン。私の約束、忘れないでとキムジュンに言うソンイお嬢様であった。

次話へ。