「大王の夢」35話 36話

「大王の夢」35話 36話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)

、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン

皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王

女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(

ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛

文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)、ポブミン:チュンチュの息子

【35話】

大耶城で。
百済の総攻撃を受ける大耶城。

トンマン女王の御前で。
応援軍を送れというトンマン女王だが・・・。
反対する忠臣達。

ビダムの部屋で。
ビダムに剣を抜き、大耶城に応援を出せ・・・と脅迫するポブミン。
息子の命を助けたいなら、命声をしろ。チュンチュ公、そうする。自尊心か、息子か・・・決断しろというビダムの前に、膝ま付き、慈悲で情けない息子命を助けてくれ・・・お願いしますと頼むチュンチュ。
大笑いするビダム。
・・・ビダムの妄想だった・・・

チュンチュ公、早く決断しなさいと言うビダムに、ポブミンに罪があるとすれば、国法に従って処分しなさいと言い放つチュンチュ。自尊心のために息子の命を捨てるというのかと聞くビダムに、俺は世界の誰よりも息子を信じている。ポブミンがビダム公を殺そうとしたなら、当然正当な理由があるはずだ。国法にしたがって、公明正大に処理してくださいと言い放つチュンチュ。

ポブミン、お前がやったことに大義名分があるなら、怖がることはひとつもない。お前自ら責任を取り、耐えなければいけない。今、父がしてやれることは何もない。しかし、お前の大義名分が罪となったなら、お前に害を与えたものを決して許さない。天地神明に誓って、お前を貶めたものを処断すると言うチュンチュ。私は父を恨みません。信じますと言い返すポブミン。

【36話】

トンマン女王の御前で。
私を大耶城に送ってくれれば、百済王を説得しますと言うチュンチュ。
お前を使者に任命することはできない。私も三韓の平和を願っている。しかし、新羅の君主として、辺境を侵略してきた百済に、使者を送り、新羅王室の権威を落とすことはできないと言い放つトンマン女王。
民として行くことを許してくださいと言うチュンチュに、お前が命を民を救うために投げ捨てるのに、王室の権威を守ろうとする私が恥ずかしい・・・と言うトンマン女王。

妓房で。
俺に忠誠を誓えば、新羅の全ての軍の統率権を与えると言うビダムに、犬になるよりも、辺境で老死する道を選ぶと言い放つユシン。この国と朝廷、王室を騒がすなら、俺は鉄騎兵を率い、ソラブルに進撃し、お前の野望を斬り捨てる。俺の言葉を覚えておけ・・・と言い放ち、出て行くキムユシンであった。

キムユシンの陣営で。
これから大耶城へ進撃し、百済軍を撃破する。この国を守る神剣となり、光り輝くだろうと叫ぶユシン。
お前達が救う大耶城の民の息子、娘達がお前達の末裔の命を救うはずだ。怖がるな。退くな。新羅の民になる者のために戦えと叫ぶチュンチュ。

次話へ。