「大王の夢」59話

「大王の夢」59話

チェスジョン/青年期 チェサンウ(キムチュンチュ王役・ムヨル大王)、キムユソク/青年期 ノヨンハク(キムユシン役)、パクジュミ/青年期 ソンジュア(善徳女王:トンマン王女役)、イヨンア/青年期 キムヒョンス(スンマン皇后役)、チョンドンファン(キムヨンチュン役:キムチュンチュの父)、チョギョンスク(チョンミョン王女役:キムチュンチュの母)、チョソヨン(ポリ宮主役)、リナトグレース(ウンミョン皇后役)、ミンジア(ポフィ役)、チェイルファ(キムリヒョン役)、新羅真平王、金色狐(刺客)、ビヒョンラン(鬼門の首領)、葛文王(カルムナン王)、上大等(サンデドゥン:キムユシンの祖父)、ポブミン:チュンチュの息子

【59話】

唐軍、新羅陣営で。
唐軍と新羅軍が合流し・・・。
兵士達が白いカラスは悪いことが起こる前兆だと思っているから、兵を率いてサビ城攻めても勝利できない・・・と言い訳を付けて、サビ城を攻めない唐軍。白いカラスがケベクの魂だと兵士が信じている・・・と。わかった。あの鳥がそんなに恐ろしいなら、俺が心配をとりのぞいてやる・・・と弓矢で鳥を射落とすキムユシン。

新羅が先鋒に立ち、唐軍が左右を守り・・・サビ城に進軍する。
激突する百済軍と新羅、唐連合軍。

我々が新羅と戦ったら勝てるか。皇帝が百済王を降伏させた後に、新羅を撃って、新羅王も降伏させ、新羅も植民地にしろと命じられた・・・そのためには、キムユシンを殺さないといけないのだが・・・我々唐軍が新羅軍に対抗できるかと悩む将軍に、キムユシンは勿論、新羅の太子と将軍は勇猛で、新羅軍も精鋭軍だから簡単には勝敗を決することができない戦いとなるでしょう。しかし、今回のサビ城攻撃で、新羅軍を弓矢の盾にして、兵力を弱めてから、その機会に攻撃するなら、勝てるかもしれませんと話す配下。

陥落する百済。
唐の将軍とキムユシンの前で、百済の王が降伏を願い出に来ました。百済王と百済王室の降伏を許可してくださいという百済王ウィジャに、唐の皇帝に膝ま付いて許しを請え・・・と命じる唐の将軍。

膝ま付こうとする百済王・・・待て、俺は百済王の降伏を許可しない。なぜ、新羅大王陛下よりも先に、百済王の降伏を受け入れようとするのか。大王陛下がサビ城に到着されるまでは、礼を持って、待つことが当然だと言い放つキムユシン。
皇帝陛下は三韓の平和のために、兵を出兵されてから、百済王の降伏を首を長くして待たれているのに、どうして皇帝陛下を待たせるのかと言い放つ唐の将軍に、唐の皇帝が本当に三韓の民を心配しているのなら、百済大王の降伏を受け入れる前に、サビ城の民を惨殺し、財物を奪った唐軍の罪を裁くのが先だろ。新羅大王は百済王の降伏を受け入れた後、唐軍の罪を厳格に問う・・・と言い放つキムユシンであった。

剣を抜き、対峙する新羅軍と唐軍。
そこへ、新羅ムヨル大王が到着し・・・朕は百済大王の降伏を受けに来た・・・と。

次話へ。